「シングル・コレクション」について その3
“案山子”は、スタジオ・レコーディングしたものが、現在までに全部で3ヴァージョンあります。
最初のものは、アルバム「私花集」に収録されているもの。
次のものは、アルバム「帰郷」に収録されているもの。
最後が、シングルの“案山子(アンコール)”です。
「私花集」の時のアレンジは渡辺俊幸さん。そして「帰郷」の時も彼に依頼しました。
「帰郷」のコンセプトは、それまでに作った曲の代表的なものを、アレンジの骨格は変えずに、つまり印象的なイントロやオブリガートなどは変えずに、それ以外のものをより洗練させたもの、グレードの高いものにする、というものにしました。
まさしはデビュー10年を超えて、より歌唱力も説得力も高まっているし、レコーディング技術も高まり、ミュージシャン達の演奏力も高まっている頃で、この時期を逃す手はないと思いました。
今思えば、日本初のセルフ・カヴァー・アルバムだったかもしれません。
その頃はセルフ・カヴァーなどという言葉すらありませんでした。
このシングル・コレクションに収録している“案山子(アンコール)”は、当時のステージでやっている、よりアコースティックでシンプルなものを、ほぼそのままの形で収録したものです。