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さだクオリティ

さだクオリティという言葉があります。

これを初めて聞いたのは、作曲家・アレンジャーの服部隆之さんの口からでした。
これは彼の造語なのか、はたまた周辺でなんとなく使われ出し、ある程度流布されているものなのかは分かりません。
数年前にはピアニスト兼アレンジャーの倉田信雄さんの口からも聞いた覚えがあります。

10年ほど前に服部隆之さんと僕とでアレンジの打ち合わせをしていた時に、この言葉が飛び出したのです。
「まさしさんや八野さんから頼まれた仕事は、さだクオリティでやらなければならない」と言うのです。

僕が「何? その、さだクオリティって」と答えたら、ディテールまで覚えている訳ではありませんが、次のような意味のことを彼が言ったのです。
「まさしさんが元になる作品を作り、アレンジャーがバック(オケ)のスコアを書き、エンジニアが録音して、プロデューサー、ディレクターがディレクションし、完成品にまとめ上げる。このチームはみんなが真剣勝負をしている。作品ごとのアレンジャーにしても皆さん真剣にやってきたのが手に取るように分かる。そしてそれぞれ最終的な作品は魅力的で完成度が高い。それを、さだクオリティと呼んだんです。だから自分も力を出し切って真剣にやる。」 と。

また、多少異なりますが、一緒にやっているエンジニアの鈴木智雄さんから、数年前に言われたことがあります。
「このレコーディング・チームは、ミュージシャンもスタッフもそれぞれが自分の仕事で、前回以上のものにしようと真剣にやっている。そして皆が結果を出している。だから自分も必死にやっている。そうしないと、このチームにはいられない。このチームでやることは大変だが、結果的にとても満足出来る仕事になるし、一緒にやっていることを大切に思っている。」と・・・。

コメント

 八野さんこんにちは。連日のレコーディング、ご苦労様です。
 「さだクオリティ」の秘密-。
それはさださんやディレクターである八野さんの作品づくりへの強い思いを端に発して、アレンジャー、スタジオミュージシャン、エンジニアのそれぞれのパートを受け持つみなさんが、その意気込みや思いの深さを十二分に受け止め、自らの最大限の仕事で返そうとする…正に究極の「チームワーク」が生み出したものなのですね。
 3000回を優に超えるコンサートをして、たとえば「3000回」をさださん自身は「これはあくまでもファンのおかげであり、自分にとってはあくまでも通過点」といいつつ、コンサートに関わるスタッフに対しては、「毎回毎回みんなで支えてきた大切な区切り」として、その偉業を評価されてますよね。常にさださん自身が自らの周囲のすべてのスタッフへの思いを欠くことがないことも「さだクオリティ」を生み出す礎になっているのだろうと思いました。
 自らが誇りを持って最大限の自己表現、自己実現を成そうとする「さだチーム」だからこそ、毎回、質の高いアルバムを生み出し得るのですね。
 「美しき日本の面影」(仮称?)アルバムと2年ぶりの三重県でのコンサート。今からホントに楽しみです。

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