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無人島の1冊

前に「無人島の1枚」というタイトルで書きました。では「無人島の1冊」は何でしょうか。
これも迷いに迷いますね。

僕自身、文学は純文学からミステリーまで大好きですから、どのジャンルでも好みの作品があるので本当に迷います。

さだまさしファンの方々は、音楽好きというより、文学好きな方が多いのではないでしょうか。

「無人島の1冊」として、月並みかもしれませんが、宮本輝さんの「錦繍」を挙げます。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4101307024/249-6365212-9963522?v=glance&n=465392

あなたの「無人島の1冊」は何ですか?

コメント

八野さん、こんにちは。

今回は、ちょっと、いやかなり驚いています。

「無人島の一冊」と言われて僕が真っ先に思いついたのは、なんだと思います?

そう、宮本輝の「錦繍」なんです!

同じ作家と言うだけならともかく、「続きを読む」をクリックして、
まさか作品まで同じなんて、本当に想像すらしませんでした!

宮本輝のファンは多いと思うのですが、初めに「錦繍」を挙げる人って、
少なくないですか?

優れた文章で織りなす書簡のやりとり。
単なる「離婚した夫婦」のやりとりではなく、
読者をぐっと引き込むために様々な小細工が仕掛けられており、
水上勉(これまた僕の好きな作家ですが)が絶賛していたとおり、
まさに「錦繍」だと思います。

「前略
蔵王のダリア園からドッコ沼へ登るゴンドラリフトの中で、
まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら‥‥」
‥‥でしたっけ。
小説の一節を暗唱することは滅多にないのですが、
「錦繍」の冒頭、この濁音のリズムは何度も読み返しているうちに残るようになりました。

実は僕は今、海外留学中なのですが、専門書の他に持ってきたのは
「厄除け詩集」と「海潮音」です。
何だ、さんざん書いておいて「錦繍」じゃないのか、という感じですが、
目的を持ってこっちに来ているので、長時間没頭してしまう小説より
詩集の方が良いかなぁ‥‥と。
(と言いながら、日本から送って貰った「博士の愛した数式」に
はまっているんですけどね。)

「厄除け詩集」は、まさしさんの影響です。
「十五周年漂流記」の頃にMCで「佃煮の小魚」を紹介されて、すぐさま書店に注文しました。
当時は単行本しかなく、高校生だった僕には結構な出費だったのですが、
おかげで20年近く経った今でも、宝物のように扱っています。
こっちに持ってきたのは、その後暫くして文庫本化されたコンパクトなやつですが、
確かセイ・ヤングでまさしさんが、
「ステージトークの後から急に売り上げが伸びて、文庫本が出版されたらしい」
というようなことを言っていたような気がするのですが‥‥。

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ところで話は変わるのですが、
八野さんはキーボードを演奏されていたと思うのですが、ギターも弾かれるのですか?

無人島の一冊、「美しき日本の面影」に決まってま~す!!

雪とパイン缶さん、コメントありがとうございます。

なるほど!
その通りでしょうね!

ありげんさん、コメントありがとうございます。

宮本輝作品の全てを読破しているわけではありませんが、僕にとってはやはり「錦繍」です。

「博士の愛した数式」も面白いらしいですね。今度読んでみることにします。

最初はピアノからスタートしたのですが、幼稚園の頃でしたので、ピアノの前に1時間も座っているのに耐えきれず、やめてしまいました。
小学生の時にGSブームというのがあって、その時にギターを始めました。
中学生の時に「勝ち抜きエレキ合戦」というTV番組があり、そのオーディションに受かり、出演を待っているうちに、番組が打ち切りになってしまいました。当時は「エレキ・ギター=不良」と呼ばれるような時代でした。
高校生の時には中学の時からの友人とS&Gのコピー・バンドをやり、同時に音楽理論の勉強をしていました。高校の文化祭で隣のクラスの友人と即席のS&Gのコピー・バンドをやったのですが(彼にアート・ガーファンクルのパートをやってもらいました)、その友人はその後NHKのアナウンサーになりました。またその頃、僕と同様に真剣に音楽をやっていたクラスメイトは今、作編曲の仕事をやっていて、昨年のまさしのアルバムのレコーディングの時、渡辺俊幸さんの友人としてスタジオに僕を訪ねて来てくれました。
大学生になった頃、どうしても音楽プロデューサーか作編曲家になりたくて、ピアノを弾けた方がいいと思い、再挑戦しました。そしてキーボーディストとして友人達とフュージョン・バンドをやりながら、大学の勉強そっちのけで相変わらず音楽の勉強をやっていて、別の友人のバンドのプロデュースやアレンジもやっていました。

八野さん

お返事をありがとうございました。
そして知られざる八野さんの生い立ち? 経歴? を教えて貰えて感激です!

サラサラと書かれていますけど、オーディションに受かるなんて、
ギターの腕前もすごかったんですね!
八野さんというと、キーボード、コーラスアレンジというイメージがあったので、
新鮮な驚きでした。

ひょっとして、さだまさしもコピーしたりしていたのですか?


「博士の愛した数式」、是非とも読んでみてください!
全体的に良く計算されて作り上げられているのですが、
特に後半に予想外の「小道具」を登場させることで小説を完璧なものに仕上げ、
エンディングを実に格好良く決めています。
著者の小川洋子さんってつい最近谷崎潤一郎賞を受賞されたんですよね。
これは別の小説だったと思いますが。

無人島の1枚と同じ趣旨(子供の頃から好きなもの)でしたら、佐藤さとるさんの児童文学「だれも知らない小さな国」です。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061470329
サンタクロースを信じない小学生が、コロボックルはいつか姿を現してくれると思ってました(笑)

CD1枚と違って本1冊の情報量には幅がありますから、有り余る時間を有意義に使うという意味なら、買ってあるけど字引にしか使っていない白川静「字統」を1ページ目から読みたいです。本当に無人島に行かないと、これは達成できそうにありません…http://www.amazon.co.jp/gp/product/4582128068/

ありげんさん、こんにちは。

多少はさだまさしのコピーもしましたよ。
特に「縁切寺」や「線香花火」などで、ピックでアルペジオを弾くのが斬新で、練習したことを覚えています。

中学の時、「寺内タケシとブルージーンズ」、「寺内タケシとバニーズ」のコピー・バンドをやっていて、オーディションの本番は一発勝負なので、多少危うい「運命」(ベートーヴェンの「運命」をエレキ・バンド用に寺内タケシさんがアレンジしたもので、当時はバカテクの曲として知られていました)ではない曲をやったのですが、リハーサルで「運命」をやったのをテレビ局のスタッフの方が聞いていて、「中学生で運命が出来るのは凄い!」ということになり、「出演して欲しい」、となったんです。遠い昔のことです。

オーディオ初心者さん、こんにちは。

不勉強でどちらも僕は知りませんでした。
両方とも面白そうですね。
せめて「だれも知らない小さな国」だけでも読んでみたいと思います。

紹介してくださって、ありがとうございました。

こんばんわ 八野さん
私は宮本輝さんの本を何冊か読んだことはありましたが、錦繍は読んだことがなかったので、早速読んでみました。とても、言葉使いのきれいな本でした。本の中で、亜紀さんが何度か聞いていた、モーツァルトの39番シンフォニーを主人のクラッシックコレクションの中から、探し出し聞いてみました。夜勤明けの私には心地よく爆睡をしてしまいました。(笑)
主人は私と結婚するまでは、全くさださんの曲を聴いたことがなく、徐々に「調教」をし、去年、今年と長崎に一緒に行きました。
私の一冊は、真保裕一さんの「奪取」かなー

マリモさん、コメントありがとうございます。

9/12〜14まで毎日深夜までレコーディングをやっていてコメントが出来ませんでした。

夫婦が歩み寄って共通の趣味を持てたら最高でしょうね。
本の紹介をありがとうございました。
真保裕一さんの作品は読んだ記憶があるのですが、どれだったか覚えていません。
読んでみるつもりです。
また教えてくださいね。

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