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影響を受けたCD その10

チック・コリア/マッド・ハッター
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ジャズに於けるマイ・フェヴァリット・キーボ−ディストはチック・コリアです。
彼は1970年代中頃に三部作のソロ・アルバムを発表したのですが、その最終作がこれ。
「不思議の国のアリス」を題材にしたアルバムで、万華鏡のようなカラフルな音世界を創っています。ジャズ、ロック、クラシック(現代音楽)など様々な要素が混じった、まさにフュージョンそのもの。
参加メンバーは実力者揃いで、特にこの頃のスティーヴ・ガッド(ドラムス)は彼の絶頂期にあたっていたのか、“ハンプティ・ダンプティ”でのドラミングはまさに神業(僕にとってスティーヴ・ガッドのプレイは、この“ハンプティ・ダンプティ”とスティーリー・ダンの“Aja”が双璧)。瞬間瞬間のパッションと魂。彼の叩く音からはどんな瞬間にでも、愛情と魂を感じます。こんな人は他に見あたりません。
そして、最終曲の“ザ・マッド・ハッター・ラプソディ”では、チックの最大のライバルにして、良き理解者のハービー・ハンコックも参加して、その素晴らしいエレクトリック・ピアノ・ソロを聴かせてくれています。このハービーの演奏は、ハービー自身のアルバムを含めた中でも最高との評価もあるくらいです。

このアルバムを初めて聴いた時に打ちのめされて以来、もう30年近く聴き続けていますが、今でも色褪せることなく美しい万華鏡のような音世界に誘ってくれます。このアルバムも僕にとって“無人島の1枚”に他なりません。

コメント

八野さん、こんにちは。
お久しぶりです。

ジャズには本当に疎くて、チック・コリアは名前しか知らなかったのですが、
「美しい万華鏡」とは、僕らブログの読者の好奇心を実に巧妙に刺激する言葉ですね!
スティーブ・ガットの解説も素敵です!
打楽器なのに、音を聴いてすぐに「あっ、スティープ・ガットだ!」と解る様な演奏で、
まさしさんもそうですが、スティーブ・ガットもジャンルにとらわれない、
言うなれば「スティーブ・ガット」という彼一人のジャンルを築きあげていますよね。

「マッド・ハッター」、是非とも聴いてみたいです!!


ひとつ前のピンク・フロイドの「狂気」は、以前「展覧会の絵」のお話があった時から、
必ず出てくるだろうと思っていました。

が、まさか、さだまさしと繋がっていたなんて!
勿論、「微熱」のイントロのSEが心臓の鼓動だということは解っていましたし、
「狂気」のオープニングだって何度も聴いていたのですが‥‥。

それなら、「ナイルにて」のイントロは、どうですか?
相通ずるものがあるように思うのですが‥‥。

イントロと言えば、「狂気」からは離れますが、「時差」のイントロも僕にはやや難解でした。
あの頃はまだレコードで、B面のトップだったんですよね。
きっと理解できる日が来ると思いながら、早20年!
進歩のないままに時間が過ぎました(笑)。


MSコーラスで「晩鐘」や「夜想曲」を歌われるんですね!
どんな風にコーラスアレンジされているのでしょう。
八野さんのコーラスアレンジが好きなさだまさしファンって、多いですよね。
MSコーラスの皆様が、羨ましいです。
実は、僕は1年前まで市川に住んでいたんですよ。
あのままいれば、聴きに行けたのですが‥‥、残念でなりません。

相変わらず御多忙の様ですが、失神どころか体調を崩してしまったりなさらないよう、
呉々もお体ご自愛下さい。
(八野さんが休みなく働かれ、ブログまで更新されている間に、僕は少し遅めの夏休みを
頂いてしまいました。)

ありげんさん、こんにちは。

この「マッドハッター」は最初は少し難解に感じられるかもしれません。少し我慢して何度か聴き続けると、おそらく美しく魅力的に思えるようになると思います。チック・コリアはベラ・バルトークの影響を受け、子供のための作品も書いています。

お察しの通り「ナイルにて」も心臓の音です。スティーヴ・ガッドは、ジャンルを問わず僕の最も好きな打楽器奏者です。ご存じの通り、ロックやジャズのフィールドで活躍していますが、実際にはクラシック大好き人間のようです。彼が加わった音楽は「スティーヴ・ガッド・インサイド」というラベルが貼られている感じですね。

「時差」のイントロですが、ギターのストロークが出てくる前は、シンセによるペダルポイントにオートパンをかけたような気がしますが、ハッキリとは覚えていません。

このブログは、伏線を張り巡らせて書いているつもりなんです。ですから、音楽の趣味が似ていたり、感覚的に近い方が読んでくださると次が想像出来るかもしれません。で、MSコーラスのアレンジの仕方ですが、これもある意味では前に書いた「影響を受けたCD その2」で書いているんです。そこではWeather Reportを取り上げていて、キーボーディストのジョー・ザヴィヌルの音楽の作り方は縦と横を巧みに融合させている、という意味のことを書きました。そして僕もそれにチャレンジし続けているとも書きました。もう少し詳しく書くと、厳密ではありませんが「ホモフォニー」と「ポリフォニー」の融合なんです。この「ホモフォニー」と「ポリフォニー」とは何か、に関しては、ネットで簡単に調べられるはずです。中世から現代にかけて音楽がハーモニーという観点から見てどのように変化してきたか、ということも興味深いです。最近は女声合唱団のための市販されているスコアは見てないですが、僕がMSコーラスのアレンジを始めた20年前は、少なくとも「ホモフォニー」と「ポリフォニー」の融合を目指していると思われるような書き方をしているものは、僕が調べた範囲では見つかりませんでした。だったら自分でチャレンジしてみようと思い、始めました。と言っても、最初の5年位は、歌うのが難しいので遠慮してましたけど・・・。

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