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山本直純先生のこと 後篇

2002年6月18日の先生のご逝去に際し、まさしに追悼盤の制作を持ちかけ、「OK、やろう!」との返事をもらい、後日、先生の事務所である(株)オズミュージックの斎藤明社長を訪ねました。
斎藤さんからも快諾を戴き、具体的な話になりました。

その時点で未だCD化されてないまさしの曲で、先生とご一緒させて頂いたものは、“大きな森の小さな伝説”だけでした。
スコアを探して頂いたのですが、どこにも存在しませんでした。
結局、こちらで持参した軽井沢音楽祭の音資料からスコアおこしをすることになり、斎藤さんの知人を通じて某若手作曲家の方におこしてもらい、出来上がったスコアを僕がチェックさせて頂く、ということで進行することになりました。
最終的にサイズなどを少しだけ変更させて頂き、スコアが残されていた“聖夜”と共にレコーディングすることにしました。
尚、シングル・ヴァージョンの“大きな森の小さな伝説”には曲の冒頭に、まさしのアイデアで、軽井沢音楽祭で昔この曲をやった時の、先生とまさしの短いトークを入れました。

レコーディングの準備期間に斎藤さんから、「直純が晩年にかわいがっていたオーケストラがあるんです。出来たらそこを使ってもらえませんか?」と紹介されたのが、“東京ニューシティ管弦楽団”でした。
その時点では東京ニューシティ管弦楽団の皆さんと、まさしも僕も面識がありませんでしたので、より緊密な音楽的意思の疎通を図る意味もあり、ニューシティの音楽監督である内藤彰さんに指揮をお願いしました。

その後は、何度もレコーディングに、ステージに、東京ニューシティ管弦楽団の皆さんにご協力頂いているのは、さだまさしファンの皆さんもご存じのことと思います。
日本の音楽界に小泉チルドレンならぬ「山本チルドレン」が沢山いらっしゃって、先生の遺志が引き継がれていることを信じています。

山本直純先生の作品の一部を紹介します。
「山本直純CD選集〜人生即交響楽」
http://www.onsei.co.jp/naozumi/index.htm
「山本直純forever-歴史的パロディ・コンサート」
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=907821

コメント

八野さん、こんにちは。

それまでストリングスで参加されていたのは殆どの場合、確か2-3の楽団だった思うのですが、
東京ニューシティ管弦楽団とは、そうしたご縁だったのですね。

山本直純さんは、勿論僕たちにもとても馴染みの深い音楽家ですが、
まさしさんやスタッフの皆さんにとっては、もっとずっと、僕らに想像できないほど
思い入れの深い方だったであろうと思います。

まさしさんは色々なところで色々なお話をされていますが、僕は中でも
「空色の子守唄」のエピソードが好きです。

「一年生になったら」や「戸締まり用心、火の用心」の頃、僕は丁度、
小学生になるかならないかでした。
唄と一緒に色々な思い出が、今でも思い起こされます。

八野さん、お疲れさまです。
「題名のない音楽会」は、母が好きで見ていたので小さい頃は私も一緒になって見ていました。
当時は、風変わりなおじさんが元気いっぱいにテレビ番組やってるなー、くらいの感想でしたが、今にして思うと、専門家があれだけの音楽番組を進行するってなかなかないことなのかも、と思います。
亡くなる直前、ご近所に住んでいらして贔屓の飲み屋さんが一緒で、ご挨拶しましたが、偉ぶらないのに、体中が芸術家のような方だったのを覚えています。

ありげんさん、こんにちは。

そうですね、あの「空色の子守唄」のエピソードは実話です。
「空色の子守唄」をレコーディングしたのは、もう7年も前のことですが、その日のことは今でもはっきりと覚えています。

酒サケさん、お疲れ様です。

そうそう、贔屓の飲み屋さんが一緒だったんですよね。
直純先生はもっと評価されて然るべきだと思います。
凄く耳のよい方だったと聞いたことがありますし、豪快にして繊細な方でしたね。

八野さん素敵なコラム毎回楽しく
読ませて頂いています。
 この次のコラムでご紹介頂いている
HN=ブラッサンスこと鈴木正昭です。
自分にとっても直純先生は大切な先生で、本当に思い出は尽きないですね。
 例えば先生のピアノ伴奏で数曲歌った(歌わされた?)貴重な経験があるのですが(主に先生がご存知のシャンソンが多かったです・・・)、譜面もないのに即興で伴奏して下さった演奏の素晴らしさは見事で贅沢な経験。
素晴らしい絶対音感の持ち主だからこそ出来たのだと思われます。
 また、凄く大切にされていたジュニア・フィルの活動。コンサートの打ち上げで「新米の中に古米が入ると折角の美味しいおコメが不味くなってしまいます。皆さんも一生懸命に練習して次の時に古米にならない様に頑張って下さい」とスピーチされて感動が広がっていました。
 ここには書けない武勇伝も山ほどありますが、色々なことを楽しませて下さった本当に素晴らしい先生でした。

ブラッサンスさん、こんにちは。

そうですよね。こういう場では書けない先生の武勇伝は沢山ありますね。

ご紹介頂いた東京ニューシティ管弦楽団事務局、松本敬子と申します。ブラッサンスさんより9/15にお知らせ頂いておりましたが、事務局一同多忙で取り紛れ、お礼が遅くなりました・・・、って明らかな言い訳、すみません。
けれど、この日記にあるご縁の有り難さ、私ども一同も心より感謝いたしております。
これ以降、楽団員の多くのメンバーが、さださんファンになり、個人的に32年間熱烈ファンである私は嬉しくてたまりません。「みんな、今頃分かったの?」、って、でも、今からでも遅くない、たくさんのクラシック世界の方々に、さださんの素晴らしさを感じていただきたい、と思っているところです。
今後もこのご縁を大切にしてまいりたいと思っております。
これからも、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

松本敬子様、コメントありがとうございました。

いつもお世話様です。こちらこそ感謝しています。
いつも東京ニューシティ管弦楽団の皆さんの定期演奏会に伺いたいと思いつつ、かなり高い確率でスタジオの仕事が入ってしまっていて残念な思いを繰り返すばかりです。

皆さんとの次の仕事や、皆さんの定期演奏会を楽しみにしています。

ジャンルに関係なく、一所懸命に生きて、感性や技術を磨く努力を惜しまず、どんな人と一緒にやるのでも最善を尽くし、リスナーの方々に幸せや笑顔や感動を運ぶ音楽をやっている人たちにこそ、もっとスポット・ライトが当たって欲しいですね。

最後になりましたが、東京ニューシティ管弦楽団の皆さん、松本さん、その他のスタッフの皆さんのご活躍とご健勝をお祈り致します。

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