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影響を受けたCD その14

キース・ジャレット/ケルン・コンサート
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=615925

昔、モーツァルトやベートーヴェンが活躍していた時代には、即興演奏がもてはやされていたようだ。実際にベートーヴェンは即興の天才だったらしい。
前にこのブログにも書いたが、マイルス・デイヴィス門下で、マイルスのグループを離れた後、キース・ジャレットはジャズというカテゴリーの中でソロ・ピアノの即興演奏にチャレンジし続けていた(近年ではモーツァルトのピアノ・コンチェルトも、この「ケルン・コンサート」と同様にECMからリリースしている)。
1975年にケルンで行われたコンサートの本番で、譜面も何もなしにピアノに向かい、作曲しながら弾き、弾きながら次をフレーズを作曲して、またそれを弾くという繰り返しをやったのが本作。

特にPart1(1曲目)は傑作。その美しい旋律とアイデアの数々。脱帽です。山間の湧き水がやがて大河になるように、小さなモチーフがその次の音楽を生む、その繰り返し。刻々と音楽が生まれ、移り変わり、気がつくと時が経過し、感動が降り積もっている。そして何時までも浸っていたいと思わせる音楽。音楽は熱く、ECMの録音ゆえに透明度が高い。ジャンルを超えた素晴らしい音楽。

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