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影響を受けたCD その15

ホルスト/惑星etc. 
演奏:ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ズービン・メータ
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=881565

近年、平原綾香さんが歌った「Jupiter」が話題になりました。ホルスト作曲の組曲「惑星」の中の「木星」の中間部の有名なメロディに歌詞を付けたものでした。

この「惑星」には名演と呼ばれるものはいくつもありますが、僕にとってなかなか決定盤となるものが見あたらない中、これはかなり優れたものだと思います。
作曲者と同じイギリス人指揮者のガーディナーと、同じくイギリスのオーケストラであるフィルハーモニア管弦楽団(このオーケストラはEMIの名物プロデューサーだったウォルター・レッグが若き日のカラヤンにレコーディングさせるために作ったもの)がやったものは音質が良くおすすめ出来るものですが、「木星」の中間部の表現がもうひとつです。逆に僕にとって「木星」の中間部の表現が好ましいのは、バーンスタインがニューヨーク・フィルを指揮したものですが、全体的にはもう一歩だと思っています。レヴァインがシカゴ交響楽団を指揮したものは、流石にオケが超一流の金管楽器奏者を集めていることもあって金管の迫力もテクニックもピカイチですが、全体的なデリケートさや情感はもう一歩の感を否めません。

このメータのものは録音は古い(1971年)のですが、レーベルがデッカということもあり音質もなかなかで(勿論、録音のより新しいガーディナー盤やレヴァイン盤よりは落ちると思いますが・・・)、演奏は迫力と繊細さが同居した素晴らしいものです。
入手しづらいものでもよければ他にも良いと思われるCDはありますが、この盤がリーズナブルで内容も良いと思います。
また、あのジョン・ウィリアムズ作曲の「スター・ウォーズ」組曲がカップリング曲です。これも名演だと思います。

コメント

久し振りの書き込みです。
いよいよ「惑星」の登場ですね。
昔はこの曲の演奏会があると、
ワクワクしたものでした。
でも、ホルストの指揮(つまり自作自演!)のCDを聴くと凄く淡々としていてちょっと醒めてしまった時期もありました。
自分は、「惑星」と云えばロンドンデッカの名匠カルショーによるカラヤン/ウィーン・フィル盤が
好きですね。
また、富田勲さんのシンセサイザー版や、エマーソン、レイク&パウエルによる「火星」などがアレンジもGoodで、聴き応えがありますので是非。

ブラッサンスさん、コメントありがとうございます。

僕もカラヤン=ウィーン・フィルのものは好んでよく聴いています。何だかんだ言ってもカラヤンは偉大ですし、ジョン・カルショーも偉大なプロデューサーですしね。

エマーソン、レイク&パウエルのものは聴いたことがありませんが、冨田さんのものは「惑星」「展覧会の絵」「ダフニスとクロエ」など学生の頃からよく聴いています。ELPのものは是非聴いてみたいです。

ホルストなど、もしかしたらイギリス人は表現があっさりしている傾向があるのかもしれませんね。エルガーの自作自演を聴いた時に、やはりあっさりしすぎているので驚いた記憶があります。
2000年にロンドンでレコーディングした時に、弦セクションのリーダーのギャヴィン・ライトさんが、「飛沫」という曲で、「もう1回やらせて欲しい」と言うのです。それまでのテイクは「自分達としてはイギリス人の感覚で演奏した」ので、今度は「イタリア人のつもりで演奏してみる」と言うのです。実際にもう1度やってもらうと、表現がより濃厚になったのです。これはすごく嬉しかったですね。ホルストの話で思い出しました。

では、またコメントしてくださいね。

EL&Pのアルバムタイトルは「エマーソン、レイク&パウエル」です。このアルバムには新日本プロレスのオープニングで流れる(TV放映でも使用されている)「ザ・スコアー」という曲も入っていて、注目度が高いのですが廃盤時期も長く仲々入手出来ないんですね。ちなみに「火星」のアレンジは最高ですよ。

イギリス人の表現方法について云えば、作曲家ではベンジャミン・ブリテンの様に結構派手な感覚の方もいますし、指揮者ではストコフスキー、ビーチャム、バルビローリなど個性的な表現で人気のある名匠もいます。伝統を重んじる紳士的なスタイルを継承しつつ、「プロムスコンサート」のライブCDを聴くと爆発しているのが分かります。ド派手なことも大好きなんですね。

また、音楽に「遊び」があるのも大きな特徴のひとつですね。バルビローリのヨハン・シュトラウス集を例に取れば、「アンネンポルカ」ではルロイ・アンダーソンを彷彿とさせるアレンジをしたり、「無窮動」や「こうもり」序曲にコーダをつけたり、、、、
プロムスライブでは「金と銀」で客席が一緒に歌っているのがしっかり分かります。こういう遊び心が一杯でホント楽しいです。

ですね。
かと思えば、ネヴィル・マリナーのように正統的な指揮者もいますしね。

「イン・ザ・ホット・シート」に収録されているELPの「展覧会の絵」は聴いたことがあります?

 確かにマリナーも正統派ですね。日本フィル客演指揮者のジェームス・ロッホラン、故チャールズ・グローブスなども正統派でした。ロッホランは11月の日本フィル定期で「惑星」をやりますね。初来日での名演は感動的でした。
色々考えてみたところ、尾高忠明さんがBBCウェールズ響の桂冠指揮者になった様に、決して派手なものが求められてるのでは無く、正統的な中にオシャレな感覚が重要なのかな?と感じました。

EL&Pのアルバムは結構持っていますが、タイトルが一致しないので確認してみます。
(「展覧会の絵」のビデオは凄かったです・・・)

また、「THE BEST」というバンドが来日した時に、キース・エマーソンもメンバーに入っていて、
お陰で全ての曲がプログレに聴こえたのは驚きでした。ビートルズの「ツイスト&シャウト」さえも全く違う感じになったのが印象に残ってます。

EL&P「展覧会の絵」はDVDで観ました。
キース・エマーソンはやっぱりハチャメチャにやってました。
話は変わりますが、最近リリースされたピンク・フロイドのDVDは凄かったです。もう大感激で、涙なしには観られなかったです。

「惑星」に戻ると、最初に書いた本文に「入手しづらいものでもよければ他にも良いと思われるもの」と書いたのですが、それが故チャールズ・グローヴス卿とロイヤル・フィルのものなんです。ただ、これはおそらくネットでしか入手出来ないと思って書かなかったんです。演奏、音質を考えればこちらなのですが・・・
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1852193

またまた話がそれますが、マタチッチがN響とやったものが新たにCD化されますね。これは楽しみです。

ピンク・フロイドのDVDですか!是非観たいですね。
ロジャー・ウォーターズが脱退後に、発表したアルバム「鬱」を引っ提げて来日公演をしましたが、そのLiveは大感動でした。
ピンクの豚は飛んで来るし(御馴染みブッチャーのテーマ曲「吹けよ風、飛べよ嵐」にて)「マネー」でのサラウンド&映像効果を始め、最高のパフォーマンスでした。前半はNewAlbum中心で全く盛り上がらなかったのですが、休憩後は恍惚の2時間!!でした。

 ケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースそっくりの、チャールズ・グローブス卿の演奏は壮大で、紳士然とした音づくりが印象に残っています。
ブラームスの第1交響曲(通称ブラ1)の冒頭を、見事な6拍子で表現したのは脳裏から離れません。「惑星」のCDも素晴らしいです。

マタチッチのライブが出るんですね。その情報は未入手でした。
身近にいても教えてくれないことが多くて。マタチッチも最高の指揮者でしたね。この人の演奏を生で聴けたのはラッキーでした。
(ライブ録音を聞いても、あの迫力は伝わらないでしょう・・・)

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