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影響を受けたCD その44

「ムソルグスキー/展覧会の絵/ピアノ:バイロン・ジャニス」
http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=1479296
ムソルグスキー作曲・ピアノ組曲「展覧会の絵」(オリジナル版)です。

この曲のピアノによる決定盤はホロヴィッツのものとされていますが、ここではホロヴィッツの唯一の弟子・バイロン・ジャニスのものを取り上げました。尚、近年キーシンのものがリリースされ高い評価を得ています。

この曲にはロシア的憂鬱さもあれば、コミカルさもあり、ムソルグスキーは全体的にとても不思議で独特な空間を描いています。後年あのラヴェルがオーケストレーションし、更に分かりやすくインパクトがあるものになったので、大半の方はオーケストラ曲として最初に接するのかもしれません。しかし、このオリジナル版のピアノ曲を聴いてみると、多彩な音色を使用し、ダイナミクスも、表現の幅も決してオーケストラに劣るものではないと思います。
コルトーの音楽性とホロヴィッツの超絶技巧を兼ね備えたピアニストと評価された、このバイロン・ジャニスによるCDは、表現よりも多少技巧中心に見えますが、この曲特有の荒々しさも、硬質な空気感も良く表現していると思います。
最近ではSACDハイブリッド盤がリリースされましたので、これから聴くのならこちらの方がオススメです。

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