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影響を受けたCD その57

「水曜の朝、午前3時/サイモン&ガーファンクル」
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1918534

ファンにとっては既知のことだと思いますが、小学生の頃から一緒に歌っていた彼らは高校生の頃「トムとジェリー」というグループ名でロックンロールのスマッシュ・ヒットを放っています(確かポールがジェリー・ランディス、アートがトム・グラフという芸名だったと思います)。

そしてその後、CBSと契約してこの「水曜の朝、午前3時」を1964年に発表します。このアルバムはフォークそのもののサウンドで、基本的にアコースティック・ギターと歌だけで作っているのですが、これが実に良い味を出しているんです。ボブ・ディランなどのカバーが半分、残りがポールの楽曲なのですが、もうこの頃から地味ながらも優れたソング・ライターであることが伺えます。

詩的なイメージが美しい「霧のブリーカー街」、美しいハーモニーの「ベネディクタス」、公民権運動をやっていて殺されたポールの友人へ捧げた「私の兄弟」、そしてあの「サウンド・オブ・サイレンス」のアコースティック・ヴァージョンなどが収録されています。

当初、このアルバムはヒットしたわけではありませんでした。失意のうちにポールはイギリスに渡り、様々なミュージシャンと交流しながらライヴ・ハウスなどに出演し、アートはコロンビア大学に戻りました(その頃ポールは大学では英文学を専攻しており、後に女性シンガー・ソング・ライターの第一人者になるキャロル・キングとクラスメートだったと言われています)。
しかしマイアミのあるラジオ局のDJが「サウンド・オブ・サイレンス」にドラムス、エレクトリック・ベース、エレクトリック・ギターを入れたフォーク・ロックのサウンドにすることをCBSに進言し、その結果当時S&Gのプロデューサーだったトム・ウィルソンが、S&Gにことわりもせずにそれらの楽器を重ねて作ったのが現在我々が聴いている「サウンド・オブ・サイレンス」だと言われています。
エレクトリック化された「サウンド・オブ・サイレンス」はついに全米チャート1位を獲得し、S&Gは大スターへの道を歩むことになりました。

余談になりますが、近年書店で「水曜の朝、午前三時」という、このアルバムと同じタイトルの蓮見圭一さんの書籍を見つけたので読んでみました。切ない愛の物語で、心に染みる素敵な小説でした。

コメント

サウンドオブサイレンスもハーモニーの素晴らしさに鳥肌がたった事を思い出しました。でもチキガリさんにはかなわない事でしょう。博多のライブも素晴らしかったです。これからも応援させて下さいね☆彡

 10年ほど前に東京ドームで、
コンサートを聴きました。

2人のハーモニーは絶品で、
ア・カペラに近いかたちで歌われた
「スカボロフェア」は身震いしました。
このままずっとずーっア・カペラで
歌って欲しいと思ったものでした。

この後、
「コンドルは飛んで行く」
で民族楽器が入ってきてバンド演奏に・・・。
ア・カペラへの願いは直ぐに崩れましたが、
「明日に架ける橋」
「サウンド・オブ・サイエンス」を始めとして
S&Gの名曲を堪能しました。

東京ドームという恵まれない音響条件で凄く感動した、
サイモン&ガーファンクルのコンサートでした。

一味さん、コメントありがとうございました。

これからもチキガリを宜しくお願い致します。

ブラッサンスさん、東京ドームに行かれたのですね!

僕もS&G、ポール・サイモン、アート・ガーファンクルの来日公演には可能な限り行っています。

印象に残っているのは、1973年のポールの初来日です。この時に、PAのエンジニアとして、あのフィル・ラモーンが同行していました。PA卓のところに機材を見に行ったら、フィル・ラモーンがいたので驚きました。ウルバンバというフォルクローレ・グループや、ジェシー・ディクスン・シンガーズというゴスペル・グループをバック・バンドにしたコンサートでした。直前にリリースされた「ライヴ・ライミン」というライヴ・アルバムと同じコンサートでした。それと異なっていたのは、ポールが手を怪我したとかで、ギターを満足に弾くことが出来ないと判断したようで、実弟のエディ・サイモンも一緒にステージで演奏していました。

もうひとつ印象に残っているのは1982年だったでしょうか、S&Gのコンサートを後楽園球場に、まさしや渡辺俊幸さんたちと聴きに行きました。この時は、S&Gとしての初来日公演でしたので、いやが上にも盛り上がりました。リスナーのボルテージも最高でした。

ごぶさたしておりました。
そういえば、S&Gがライブのアンコールで歌うときはポールのギターと二人のハーモニーだけで、より原型に近い形で聴くことができましたね。(ポールのソロも味わいがあって好きなのですが。)わたしも82年の後楽園球場行っておりました。生のスティーブ・ガッド、リチャード・ティーに感激し、その勢いで赤坂の自由飛行館で盛り上がりました。私事ですが、当時サウンドエンジニアの専門学校へ入ったばかりで、レコード屋さんでバイトしながら、S&Gとポール・サイモンを聴きまくり、なんとかこの域に近づきたいと思っておりました。話しはそれますが、3/14に玲子さん(白鳥座)のライブを聴きにいきます。私にとっては、おそらく日本青年館かルイード以来20年ぶりの白鳥座、楽しみにしております。

職人擬さん、ご無沙汰です。

そうですね。スティーブ・ガッド、リチャード・ティーなど、そうそうたる人たちによるバック・バンドでしたね。

そうですか、3/14はお越しくださるのですね。昨日(3/5)は、彼らのリハーサルに立ち会ってきました。だんだん良い感じになってきていますので楽しみです。

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