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影響を受けたCD その61

「明日に架ける橋/サイモン&ガーファンクル」
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1918522

S&Gの最後のアルバムで1970年に発表され、全米チャートで10週間連続一位を獲得し、グラミー賞を総なめした音楽史上に残る不朽の名作。
アート・ガーファンクルが映画の道に進み、撮影のために彼らのグループとしての活動がやりにくい状況が生まれたようです。ポール・サイモンはふたりの関係を修復させようとしたらしいのですが、スタジオで共にレコーディングする時間が極めて少なくなってしまいました。
そんな中でこのアルバムのレコーディングは進みました。不安と焦燥、わだかまりと緊張が交錯し、この完成度が高いアルバムが生まれました。

このアルバムには有名な曲がたくさん入っています。8トラックのテープ・レコーダーを2台シンクロさせてレコーディングした「ボクサー」、ソニーのリズムボックスを使って作った「いとしのセシリア」、フォルクローレの名曲に歌詞を載せて歌った「コンドルは飛んでゆく」等々。しかしやはりアルバム・タイトル曲「明日に架ける橋」のテーマ性と永遠性は群を抜くものでしょう。相手を思いやる大きな愛を歌ったこの曲は今でも世界中の国々の人に愛され、歌い継がれています。今でもこの曲に励まされている人も数多くいると思います。作者のポール・サイモンはアート・ガーファンクルが歌うことを想定して書いたそうです。曲を聴いたアートはポールが歌うことを提案したのですが、最終的にアートが歌うことになりました。また、その時点では2コーラス目までしか歌詞がなく、レコーディングする直前にアートがポールに3コーラスにすることを提案したそうです。それと並行してピアニストのラリー・ネクテルがピアノ・アレンジに取りかかり、あの名イントロが生まれ、アートのあの素晴らしい歌唱も生まれました。今聴いても、20代のアート・ガーファンクルの声のコントロールの仕方、表現力などに魅了されます。

コメント

CBS/SONYの頃に洋楽のマスター・テープを入荷検査していました。
このアルバムは音楽に引き込まれてしまい、ノイズチエックも忘れ最後まで聴きと通してしまいました。「明日に架ける橋」のSE的なドーンと聞こえる音が何で出来ているのかエンジニアの大きな話題でした。
後にNYのCBSスタジオでこのセッションで使われたピアノを見ました。スタインウェイでフルコンサートより一回り小さいピアノでした。

そうですね。色々な意味で衝撃的なアルバムでした。

ひとつ前の「ブックエンド」や、この「明日に架ける橋」の弦アレンジは、ジミー・ハスケルさんでしたし、サウンドの作り方も「ブックエンド」で一段階クォリティが上がり、更に「明日に架ける橋」で洗練の度合いを深めたと思います。

当時のCBSソニーの年末の「ギフトパック」シリーズはとても楽しみでした。

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