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影響を受けたCD その65

「TOTO / Ⅳ」
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1770854

「TOTO」(トト)はスタジオ・ミュージシャンのジェフ・ポーカロ(ドラムス担当で現在は故人)とデヴィッド・ペイチ(ピアノ)が中心になって結成された人気と実力を兼ね備えたアメリカのウェストコーストのロックバンドです。
このCDは1982年に発売した「TOTO」の4枚目のアルバムで、グラミー賞の7部門を獲得した名盤です。

専任のヴォーカリストがいるのにもかかわらず、曲によってはピアノのデヴィッド・ペイチやギターのスティーヴ・ルカサーがヴォーカルを担当していて、色合いを変化させています。
このアルバムの「アフリカ」のシンセサイザーによるブラス(金管)・サウンドは当時話題になり、その頃日本で売られていた何種類かのシンセサイザーでどうやってそのブラスの音色を模倣するかの方法(音色データ)が毎月のようにキーボード雑誌に出ていました。ホルンとトロンボーンが混ざったような、暖かくて柔らかいその音色は「トト・ブラス」と呼ばれていました。「アフリカ」の他に、アルバムの冒頭を飾る「ロザーナ」、バラードの「ホールド・ユー・バック」は特に素晴らしい作品だと思います。

全篇のヴォーカルとコーラスが素晴らしいのは勿論ですが、「ロザーナ」の間奏のシンセサイザーの多重録音によるフレーズからルカサーのギター・ソロへの流れは鳥肌ものです。
「ホールド・ユー・バック」の演奏は優れた指揮者とオーケストラが演奏しているものと同様の感動を味わえますし、間奏直前のダイナミクスの表現(音量はさほど上がってないのにテンションが上がってゆく)、その後の間奏のギター・ソロの表現も超の付く一級品だと思います。ここのルカサーのギター・ソロは、表情、品格、テンションなど完璧です。発売から20年以上の時を経た今聴いても、演奏も音質も素晴らしく、ノックアウトさせられます。

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