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影響を受けたCD その69

「スティング/ナッシング・ライク・ザ・サン」
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1230439

イギリスのロック・バンド「ポリス」を解散してソロで活動を始めたスティングが1987年にリリースしたセカンド・アルバムで、母性や母への愛情を表現した、彼の亡き母への鎮魂歌でもあります。1作目の「ブルー・タートルの夢」の方を評価する人も多いのですが、僕は断然この「ナッシング・ライク・ザ・サン」を支持しています。
このアルバムから影響を受けている人は多いと思いますが、本当に名曲揃いのアルバムで、演奏も歌もサウンドもみなクォリティが高く、「心で聴く名盤」と呼んで間違いないと思います。
さだまさしのアルバム「夢回帰線Ⅱ」の「白鯨」のドラムは、大ヒットしたこのアルバムの中の「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」からの影響が見られますし、「フラジャイル」や「シスター・ムーン」のサウンドも折に触れて随分参考にさせて頂きました。バック・ミュージシャンの演奏も素晴らしく、ピアノ、キーボードの今は亡きケニー・カークランドやサックスのブランフォード・マルサリスのプレイも絶品です。

スティングの渋くて切ないセクシーな声も彼の最大の武器のひとつですが、2001年に公開されたメグ・ライアン主演の映画「ニューヨークの恋人」のDVDを観た時に、エンディング・ロールでスティングの声が流れてきて驚きました。映画の力も大きいのでしょうが、その声を聴いて、その曲「アンティル...」(このアルバムに収録されている訳ではありません)の曲想を感じて、不覚にも涙を流してしまいました。切なくて、愛しくて、哀しくて、そんな感情が溢れてきてしばらく涙が止まりませんでした。

コメント

八野さん、こんにちは。
お久しぶりです。

毎度毎度律儀にコメントにお返事を下さるので、大変かなぁ‥‥と
コメントを躊躇していたのですが‥‥、
「夢回帰線II」しかも「白鯨」と聞いて反応せずにはいられませんでした。

あのリズム感、そしてそれをコントロールしているドラムは、
どうして作り上げられたのだろう‥‥、とずっと思っていました。
具体的にインスピレーションを与えたものがあるとも想像つかなかったし、
まさかそれがスティングだったなんて、驚きです。
ちょっとスティングのイメージとも違うような気がして‥‥
そこらへんが、アレンジャーやプロデューサーのマジックですよね。
‥‥でも、確かに言われてみると
あのころのまさしさんの声はちょっとハスキーがかった、
スティングのようなヴォーカルで、色っぽかったですね!
好みは色々あるのでしょうけど、僕は大好きな声色でした。

そうか、「白鯨」の他にもスティングを参考にしたサウンドがあるんですね。
またまたよーく聴きながら探してみます。
新曲でも20年前の曲でも、今でもこうした新たな発見があるから、
さだまさしファンはやめられません!

ありげんさん、コメントありがとうございます。

コメントしたいとお思いになれば、遠慮なさらずにコメントなさってください。

リヴァーブが多めのサウンドをイメージする場合には、「フラジャイル」や「シスター・ムーン」をミックス時の参考にすることがあります。

漠然とした感覚ですが、荒涼とした風景であっても、単に乾いたイメージではなく、「生」「夜」「艶めかしさ」「月」「哀しい情感」などを表現するには、「シスター・ムーン」のようなリヴァーブ多めのオケにソプラノ・サックスのソロなどは合うと思います。そんな感覚から「冬の蝉」においては、イントロはリヴァーブ多めのオケにソプラノ・サックスのメロディと決めました。

八野さん、お返事をそして興味深いお話をありがとうございました。

「冬の蝉」の話、なるほどねぇと思わず頷いてしまいました。
「ソフィアの鐘」のイントロも同じイメージなのかなぁ‥‥と想像を膨らませています。
(あれ、オケはイントロに入っていませんでしたっけ?)

早速遠慮を忘れてコメントさせてもらいました(笑)。

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