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影響を受けたCD その71

ワーグナー/管弦楽作品集
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1902211

昔はワーグナーの音楽を理解出来ませんでしたが、十数年前にハマって抜け出せなくなり、ワグネリアン(ワーグナーの音楽の信奉者という意味。ただし僕は、彼の思想的な部分には疑問を持っています)への道を歩みました。
彼の音楽を聴けば聴くほど、彼が常人には到底及ばないほどの天才だったと思い知らされました。

彼は一連の「楽劇」と呼ばれる作品で、作曲ばかりでなく、ストーリーまで自身で書き、彼を庇護したバイエルン国王のルードヴィヒ2世の援助を受けて、自分の作品を最も良い状態で発表するためにバイロイト祝祭劇場まで作ってしまいました。
ワーグナーは人格的には問題があったとされていますが、優れた彼の音楽は後の世に絶大な影響を及ぼしています。
楽劇「トリスタンとイゾルデ」を作り、そこで部分的に使われた和声(機能和声を崩壊の危機まで追い込んだと言われています)は後に「トリスタン和声」と呼ばれるようになりました。この和声は美しく官能的で身も心もとろけそうになります。僕自身、自作曲で使ったこともありますし、作編曲家の渡辺俊幸さんも、さだまさしの「交響楽」のイントロ冒頭で使っています(ライヴ・アルバム「LIVE二千一夜」に収録)。

上記のベルリン・フィルのCDは、オーケストラの優秀さとカラヤンの気迫が相まって最高の管弦楽作品集になっていると思います。美音の洪水です。これでもう少し録音が良ければ・・・(勿論、鑑賞するには充分ですが、マスタリングでもっと良くなる可能性はあるのに、残念です)。

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