6/29、30は東京・国際フォーラムで、第22回まさしんぐワールド・コンサートがありました。
今回の企画の無謀さ(?)に一番プレッシャーを感じていたのは立案者のさだまさし本人だと思うのですが、このコンサートに関わったもの全員がそれぞれのプレッシャーを抱えていたと思います。まずは無事に終わってほっとしています。
歌う(演奏する)曲が決まってないということは、ライヴ・レコーディングする側にとっても深刻な問題でした。
皆のスケジュールが合わない中、たった2日間(6/21、22)で100曲分のリハーサルが出来るわけはありませんので、収録に使う資料を満足に作ることさえ出来ませんでした。
さだまさしの通常のコンサートの場合、歌う曲はどんなに多くても20曲には届きません。その時のバンド編成に応じて全曲のリハーサルが出来れば、誰は何の楽器を弾くのか(例えば宅間さんは10数種類の楽器を使い分けていますし、その場の雰囲気で使う楽器を変えることさえあります)、イントロは何小節で誰がメロディか、間奏は、エンディングはどうなっているか、また歌中でも誰が印象的なことをやっているかなどをチェックし、それを歌詞カードに詳細に書き込みます。ライヴ・レコーディングする際には、僕がそういう資料を作成し、レコーディング・チームに配り、映像チームにも渡します(勿論、映像チームは独自に何らかの資料を作成するとは思いますが)。
この資料を基に音楽をレコーディングし、映像チームはカット割りをする際の参考にします。これがきちんと出来ていると、まさしだけではなく、各奏者の印象的なフレーズ、動きなどを音や映像で追うことが出来るわけです。
今回は全曲リハーサルが出来たわけではありませんので、数分の一程度しか資料を作れませんでした。バンド編成が異なれば、アレンジが異なることがありますから、CDの通りのサイズや演奏楽器であるかどうかも解らないのです(実際に同じ曲で何種類かの楽譜が存在しますし、楽譜に何らかのフレーズが書いてあっても、それを誰が弾くのかはケース・バイ・ケースです)。ですから、レコーディング・エンジニア、収録スタッフの方々には生声で僕がその都度伝え、映像チームにはインカムを使って、数分前かほぼリアル・タイムで伝えるという荒技に頼らざるを得ませんでした。
お客様を始め、さだまさしを支えてくださっている方々、このコンサートに関わり合った全ての方々に御礼申し上げます。
ありがとうございました。