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さだまさし“Mist”1

ネタバレになりますので、アルバム“Mist”に関することをまだお知りになりたくない方は絶対にお読みにならないでください。

<51>
実はこの曲のコンセプトは前回のアルバムの曲作りをしている時から既にありました。「日本」、「日本人」などを「現在」の「自分(主人公)」の視点から、ラヴ・ソング的要素を交えながら綴っています。こういう書き方は「前夜(桃花鳥)」から始まりました。もしかすると「生きていること」それ自体が矛盾かもしれません。深く考えずに生きていれば、あまり矛盾を感じないのかもしれませんが、自分だけでなく、家族、人類、国などについて、そのしあわせについて考えれば考えるほど何らかの矛盾が生じると思います。歌詞は手直しが繰り返され、その都度完成度が高まっていきました。
6/23に録ったギター弾き語りのデモ・テープをアレンジャーの渡辺俊幸さんに渡し、素敵な弦と間奏を書いていただきました。音楽的な部分では、間奏で弦が出てくるあたりが聴き所のひとつ。きっと感動的だと思います。
編成は、まさしのアコースティック・ギター、渡辺俊幸さん編曲・指揮による大編成の弦(篠崎正嗣Strings)。尚、歌中のソロ・ヴァイオリンはコンサート・マスターの篠崎正嗣さんによるものです。

<赤い月>
ここ数年のアルバムは、ある意味で原点である「フォーク・ソング」に回帰することがそのコンセプトのひとつでした。しかし今回のアルバムは、ここ数年のフォーク・ソング路線よりも幅広いものする、ということがコンセプトのひとつになりました。
そこでしばらく封印してきたドラマティック・マイナー(※)を復活させることになりました。
渡辺俊幸さんの編曲・指揮で、参加ミュージシャンは倉田信雄さん、安田裕美さん、松原正樹さん、岡沢章さん、島村英二さん、宅間久善さん、篠崎正嗣Strings。そして五十肩でヴァイオリンを弾くのが辛いまさしに代わって、まさしの長男・佐田大陸くんがソロ・ヴァイオリンを弾いています。尚、彼は今回のレコーディングで、この曲のソロ部分だけでなく篠崎正嗣Stringsの一員としてもレコーディングに参加しています(ちなみにこのアルバムが親子初共演となります)。

※「ドラマティック・マイナー」は僕が言い始めた造語で、ドラマ性があるダイナミック・レンジが広いマイナー曲の意。詳細は「さだまさしベスト3」のライナー・ノートや、このブログの2006.8/17分で書いています。

<眉山>
ご存じの通り、まさしが書いた小説「眉山」は既に映画化されました。そして、この12月には舞台化されます。その舞台「眉山」のテーマ曲になるのが、この穏やかで雄大なバラードです。既に提供済みだった「窓」を除けば、このアルバムの中で最初に出来た曲(6/19にデモ・テープを録りました)。個人的に好きなフレーズが2コーラス目にちりばめられていて、生きること、愛することについて考えさせられます。
編曲・指揮は渡辺俊幸さん、参加ミュージシャンは倉田信雄さん、安田裕美さん、松原正樹さん、岡沢章さん、島村英二さん、宅間久善さん、朝川朋之さん(Harp)、篠崎正嗣Stringsの皆さんです。

コメント

八野さん、こんにちは。
お久しぶりです。

この記事の登場を心待ちにしていました。


「51」の様な曲がアルバムのトップを飾るというのは、
ありそうで余りなかったですよね。
「さよならにっぽん」がちょっと近いのかしら。
何とも斬新で、それだけで思い入れがよく伝わってきます。

そしてドラマティック・マイナー、久し振りですね。
まさしさんのバイオリンって、聞いた瞬間にまさしさんと分かる、
独特の音色がありますよね、
大陸君(「君」付けでもいいですか?)のバイオリンも、
もしかしたら同じ音色を奏でるのでしょうか?
聴くのがとても楽しみです。

それから、タイミングをすっかり逃してしまいましたが、
アルバム制作、お疲れさまでした。

Mist、聴くのをとても楽しみにしています。

休む間もなく次から次へと
レコーディングが続いているようで、
お体には充分お気をつけ下さい。

広島球場で聞かせてくださった「51」、そしてレイコランド・カフェのまっさん屋台や、ゆうゆうワイドでかけてくださった曲…等々…いくつかの曲が私たちの耳に届いています。
12日の発売、楽しみです。そして20日の府中でのコンサート(年休とって行くのです…)さださんが伝えたいと思っていらっしゃることをしっかりと受け止められるように、と思っています。
八野さんのお話を伺って、より深く楽しめそうです。ありがとうございました。

p.s.いつか大陸さんがバイオリンを弾いている様子、見ましたが、まさしさんの若い頃によく似てらっしゃる!親子共演、素晴らしいですね。親の立場での感動、ご一緒させていただきます。

八野様、こんばんは。以前より、此方にはお邪魔させていただいておりましたが、初めてメールさせていただきます。
広島で初めて「51」を聞いた時は、正直複雑な気持ちでした。
さださんの想いが余りにストレートに表現されていて、そのまま世に出るとは思っていませんでしたが、受入れられない場合もあると老婆心ながら思ってしまいました。
CDでは詩も書き直されているとのこと、どの様な作品に生まれ変わっているか大変楽しみにしています。
大地さんとの親子競演も大変楽しみにしています。以前、宅間さんのステージでの息子さんとの心温まる親子競演を拝見しました。さださんの息子さんもバイオリンをされていると伺ってから宅間さんの様な親子競演があれば…と楽しみにしていました。こんなに早く実現されるなんて…
デビュー当時から、さださんの曲を聴き続けてきました身としては、嬉しくもあり、驚きでもあり、少々複雑です。
支離滅裂な長文、大変失礼いたしました。

ありげんさん、こんばんは。

そうですね、メッセージ・ソングを冒頭に持ってくるのは初めてです。

ヴァイオリンの音色に関しては、まさしの音色こそが独特だと思います。これは奏者の違いもありますが、それと同じくらい楽器による違いが大きいと思います。大陸くんの楽器はいわゆるヴァイオリンらしい音色を奏でると思いますが、まさしが通常使用するグラスゴーで作られた楽器はヴァイオリンとヴィオラの中間的な音色であるように感じます。

お心遣いありがとうございます。

Kiyokoさん、こんばんは。

既に何曲かはオン・エアーされているのですね。
今回のコンサートではアルバム“Mist”の中から何曲も歌うことになりますので、是非お楽しみください。

衣さん、こんばんは。初めまして。

広島球場で歌った時には既にレコーディングは終わっていました。ですから広島でのコンサートで歌った時に歌詞を間違えていない限り、CD化したものと同じはずです。
メッセージ・ソングは賛否両論あるものですから難しいです。

ご心配ありがとうございました。
そして長い間まさしを応援いただきまして、誠にありがとうございます。

いよいよアルバム「MIST」発売が近づいてきましたね。独自サイトで、さださんのインタビュー動画・全曲試聴など、私達にとっては、嬉しいお心使いをいただいて感謝しています。どれも、心震わす曲満載で感激です。発売楽しみです。
「51」というメッセージソングを冒頭に持ってこられたのは、以前さださんのおしゃっていた「炭鉱のカナリヤでありたい。」ことの表れなのでしょうね。
我が家の3人の娘は、さださんは、常に身近にあって当たり前の存在で、特に曲やさださん自身について関心を寄せていないように見えますが、ある時、次女(商業デザイン関係を勉強中)が、「クリエイティブな仕事に携わる人・いわゆるアーティストと言われる人は、平和が保たれていなければ存在しない立場にあるのだから、本当は誰よりも平和・環境などへの関心は強い筈。
ただ、それを自分達なりにどう表現してよいのか解らなかったのだと思う。そんな時、誰より先駆けて、さださんが{夏・長崎から}を20年続けてくださり、沢山の人の賛同を得て、ピ-スミュージーアムをお作りになった。そこで、それぞれの表現方法・自分達のやり方で活動していいのだというお手本を示されたからこそ、最近アーティストがそれぞれ、いろいろな活動が出来るようになったのだと思う。その他の面でも、さださんのパイオニアとしての存在は大きいね。
さださんて、いろいろメッセージや活動を、音楽を通じてみんなに伝える役目を持っていて、きっと一生歌い続けていく人だと思う。」とポツンといったことがありました。自分の子供のことで照れますが、{夏・長崎から}のメッセージではないですが、思いは伝わる人にはちゃんと通じているんですね。きっとこのアルバムにこめられたさださん・八野さんはじめスタッフの皆様の思い、聞いてくださる方々はキチンと受け止めてくださると信じています。このアルバムに携わってくださった全ての方に感謝です。
独りよがりな文章で長くなってごめんなさい。

活水出身者さん、こんにちは。

お嬢さん鋭いですね。
若い方にも伝わっていると本当に嬉しいですね。
ありがとうございました。

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