« 華麗なる3大ピアノ協奏曲 | メイン | “Mist”CD評 2 »

影響を受けたCD その87

マイルス・デイビス/イン・ア・サイレント・ウェイ
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1472955

1969年に発表された傑作アルバム。残念ながら僕は発表された当時、リアルタイムで聴いた訳ではありません。前にこのブログに書いた、1977年に発表されたウェザー・リポートの「ヘヴィー・ウェザー」から遡っていって、この「イン・ア・サイレント・ウェイ」に行き当たりました。
このアルバムの参加ミュージシャンは物凄い人たちばかりです。フロントマンはジャズの巨人・マイルス・デイビス(トランペット)、サックスはウェイン・ショーター、ドラムスはトニー・ウィリアムス、ベースはデイヴ・ホランド、ギターはジョン・マクラフリン、エレクトリック・ピアノはハービー・ハンコック、チック・コリア、オルガンはジョー・ザヴィヌルです。
ジョン・マクラフリンはこの後、「フロック」というバンドにいたヴァイオリンのジェリー・グッドマンらと組んで「マハヴィシュヌ・オーケストラ」を結成することになります(この「フロック」や「マハヴィシュヌ・オーケストラ」というバンドは、「グレープ」のふたりが憧れたバンドでした)。ハンコックはこのバンドの後はソロ活動に入り、コリアは「リターン・トゥー・フォーエヴァー」を結成、ジョー・ザヴィヌルとウェイン・ショーターは「ウェザー・リポート」を結成しました。

先日このアルバムを聴き直したのですが、何度聴いても飽きることがない音楽というのはこういうもののことを言うのだろうと思いました。初めて聴くと難解に思えるかもしれませんが、ただただ美しい音楽、静寂の中から浮かび上がる様々なドラマを感じさせます。3人のキーボーディスト達が織りなすタペストリーも見事です。この「イン・ア・サイレント・ウェイ」はアルバム・タイトルでもあり、ジョー・ザヴィヌルが書いた曲のタイトルでもあります。この曲をジョー・ザヴィヌルは後にウェザー・リポート時代にも演奏していますが、牧歌的で愛情溢れるメロディを持った名曲です。特にウェザー・リポートのヴァージョン(ライヴ・アルバム「8:30」に収録)は涙が出るほど美しいものだと思います。

マイルスとプロデューサーのテオ・マセロが中心になって、道を切り開き、このアルバムの後を追うように上記の方たち以外にも沢山のマイルス門下生達が輝かしい活躍をして現在に至っています。

コメント

八野さん、こんにちは
Miles Davisは我が家にも良く流れています。最近よく聞いているのは Kind of Blue というアルバムですね。 John Coltrane や Bill Evansが共演しているものです。あまり詳しくないので、たくさんのことは語れませんが、「いいなぁ」と思って聞いています。息子が大学のビッグバンドでトランペットを吹いていたので、Milesは身近なのです。
義弟が飼っているゴールデンレトリバーは、名前がマイルス。もちろん、この偉大なトランペッターのお名前をいただいたそうですよ。
八野さんがおっしゃるとおり、私の周りには音楽が溢れている・・・と改めて思いました。亡くなった父も音楽大好きでしたから・・・。大正生まれの父ですが、グレン・ミラーが聞こえるとご機嫌でした。

Kiyokoさん、「Kind of Blue」は名盤中の名盤ですね。マイルスがいわゆる「モード手法」を使って創作した、ジャズが最もジャズらしかった時の金字塔だと思います。
ここから、ジョン・コルトレーンやビル・エヴァンスが巣立って行きました。
凄いアルバムをお聴きですね。

Kiyokoさんのところにはジャズの環境もあるのですね。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)