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Ave Maria 〜子供たちのために〜 (中)

このアルバムはオリジナル曲とカバー曲とで構成することに5月中旬の制作会議で決まりました。その後2日間会社の休みを取り、自室にこもって手持ちのCDを聴きまくりました。勿論、佐田玲子が歌うクリスマス・アルバムにふさわしい曲を探し、アルバム全体のイメージ作りをするためです。

その作業の中で思い出したことがありました。数年前にリンダ・ロンシュタットの「Winter Light」という曲と出会い、その作品力やコンセプトに感銘を受けたことです。まるでリンダ・ロンシュタットが天使になって歌っているようなイメージで、夢のように美しい作品です。その出会いが僕を今回のアルバム「Ave Maria」へと導いてくれました。そのようなイメージ及びそれを膨らませたアルバムを作れば「今までに聴いたことのない佐田玲子」への第一歩になるのではないかと(勿論その時点で一押しの「Winter Light」だけでなく数曲セレクトしましたが、最終的に日本語詞をのせることがNGのものは使用することを諦めざるを得ませんでした)。

次の5月下旬の制作会議で、アルバムのトータル・コンセプトや選曲等について佐田玲子本人やその他のスタッフの賛同を得た後、白鳥座のメンバーに連絡を取り、アルバムへの参加を要請し、快諾を得ました。そして玲子のバンド・メンバーでアレンジ担当の白石幸一郎(彼とは同じ大学の同級生)さんを巻き込んで、時には抽象的に、時には具体的に彼にサウンド・イメージを伝えることから始めました。並行して玲子は新曲を何曲も作り、その後このアルバムのイメージに合うものをセレクトするようにしました。

「クリスマス・アルバム」といっても、昨今の浮き足立ったお祭り騒ぎのようなクリスマスではなく、人々のしあわせを心から願うような、聴いた人の心にそっとローソクの灯が点るような暖かいものを作れるよう祈念しました。

コメント

リンダ・ロンシュタットの「Winter Light」と聞いて、すぐに八野さんのことを思い出していました。
この歌もレイコランド・カフェで聴かせていただきました。素敵な世界に導いてもらえたような、そんな気持で聞きました。
白石さんとは大学の同級生なのですか?
人はいろいろなところでつながっているものですねぇ。大学時代の友人とはいつ会っても「あの頃」に戻れて、いい仲間だな、と思います。お仕事で一緒、というのも素晴らしいことですね。玲子さんのがんばりも、たくさんの素晴らしいスタッフに支えられて、ますますパワーアップしている感じです。
アルバムを手にするまでの道を明るく照らしていただいているような、そんなお話、ありがとうございました。続きを楽しみにしております。

Kiyokoさん、お聴きくださいましてありがとうございます。

90年代前半に玲子バンドのピアニストを探している時に、ある人の紹介で白石幸一郎さんと出会いました。
彼と同級生といっても、学部も、キャンパスも、サークルも異なりましたので、学生時代にはすれ違ったことさえなかったかもしれません。

彼は理工学部で、フォークソング系のサークルに入っていたそうです。僕は法学部で、音楽プロデュース研究会(僕が入学した年に大学のOBで音楽業界の重鎮・後藤由多加さんが設立)に所属していました。同じサークルで法学部の1年先輩でもあったのは、後に「懐かしの4号線」というヒットを飛ばし、その後、中村あゆみさんをはじめ沢山の方々に楽曲を提供した高橋 研さんでした。不良学生だった僕は法律の勉強そっちのけで音楽の勉強ばかりしていました。

元白鳥座の土井晴人さんも同窓です(彼はいくつか年下)。彼は文学部で、フォークソング系のサークルで活躍していました。当時、白鳥座のリーダーだった森谷有孝さんが脱退したため、歌えるギタリストを探していました。僕が母校に出向いたところ、何人もの人から推薦されたのが土井晴人さんでした。後年、土井さんは白鳥座脱退後には、後藤由多加さん(たち)がおやりになっているユイ音楽工房さん、フォーライフさんの元でソロ活動をしていました。
また、元白鳥座のたかひらゆたかさんは、大学は異なりますが僕と同い年です。彼は学生時代に、僅かな間らしいですが、まさしのバックバンド「サーカス(亀山社中の前身)」でベースを担当していました。

皆と「あの頃」(同じ時代の空気)を共有しています。

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