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影響を受けたCD その95

「ザ・タイガース/ヒューマン・ルネッサンス」
http://www.amazon.co.jp/ヒューマン・ルネッサンス-ザ・タイガース/dp/B00005FJPW

幼い頃から音楽好きではあったのですが、小学生の時にGS(グループ・サウンズ)ブームに遭遇したのが決定的でした。当時、僕のアイドルはザ・タイガース。
彼らの演奏力に疑問を投げかける方はありますし、サウンドはGSというよりは歌謡曲路線に近いものでした。それでも楽曲の魅力、歌唱の魅力は常に感じていました(歌謡曲が悪いというのではなく、GSは元来ロックなので。ただし彼らはコンサートではレコードと異なるワイルドなロック・バンド本来の姿を見せていたようです)。

当初アイドル・グループだったあの「ザ・ビートルズ」は、その活動の中期にアルバム「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を作って、アーティストへの道を歩み始めたと言われています。「ザ・タイガース」のスタッフやメンバーもそれにあやかりたかったのか、日本初のトータル・コンセプト・アルバムを作りました(と言われています)。それがこの「ヒューマン・ルネッサンス」という1968年にリリースされたアルバムで、「戦争と平和」そして「生命の尊さ」をテーマにしています。これは今この時にも当てはまるテーマですね。

それまではヴォーカルの「ジュリー」こと沢田研二さんが目立っていましたが、このアルバムでは岸部修三さん(SMAPの木村拓哉さんと一緒に富士通のCMに出ておられる現在は俳優の岸部一徳さん)、加橋かつみさんの声も目立ち、それぞれに素晴らしい味を出しています。とりわけ格好の良い斬新なコーラス・アレンジをしていた訳ではありませんが、あまたあるGSの中にあって彼らはコーラスを多用していたように思います。僕のコーラス好きの原点は、もしかしたらこの辺にあるのかもしれません。
また、当時は「GS=不良」と呼ばれるような時代でもありました。そういうマイナス・イメージから脱却したかったのか、彼らタイガースは「中世の騎士」というイメージ戦略がなされ(長髪ではあっても小綺麗で不良っぽくはなかった)、音楽面では管弦楽を多用するアレンジにすることで、クラシックを感じさせる音作りをしていました。僕のオーケストラ(クラシック)好きの原点も、もしかしたらこの辺にあるのかもしれません。

僕はと言えば、彼ら(メンバーだけではなく実際にプロデュースしていた方々も)の影響をもろに受けて、ギターを始め、音楽にのめり込むきっかけになりました。そういう意味で「GS」とりわけ「ザ・タイガース」は僕のルーツのようなものかもしれません。このアルバムは過大評価されているという意見もありますし、今聴くと幼い部分が散見されるのも事実です(彼らは当時20歳そこそこでした)。それこそ前述の「サージェント〜」と同列に並べること自体に無理があるようにも思いますが、個人的には評価していることは事実です。

特に収録曲の沢田研二さんが歌った「光ある世界」、加橋かつみさんが歌った「廃墟の鳩」には子供の頃から感動させられました。このアルバムを聴くと、今でも「あの頃」の時代の空気と共に思春期の悲喜交々の記憶が鮮やかによみがえります。

コメント

八野さん、こんばんは
なんだかなつかしい話題になりました。実は私も小学生の頃、タイガースが好きでした。レコードはたくさん持っていたわけでもないですが、「花の首飾り」なんかは物語を頭の中で構築しながらきいたものです。
「廃墟の鳩」という曲名を聞いて、とても懐かしさを覚えました。今、すぐに歌を口ずさむほど覚えているわけではないのですが、確かに知っている曲だと確信できます。そして、子どもながらに感動した記憶も…よみがえりました。不思議です。アルバム名をきいてもピンと来ないのですが、「光ある世界」も「廃墟の鳩」も確かに知っている曲なのです。
何できいていたのでしょう??LPはあの頃、加山雄三さんのを買った記憶はあるけど、タイガースは??シングルだけ持っていたような記憶があるのですが…。あまり定かではありません。
タイガース主演の映画がありました。内容はあまりなかったような気がしますが、どうしても行きたくて、忙しい母には頼めず、叔母に泣きついて連れて行ってもらった記憶もよみがえってきました。
なつかしい話題をありがとうございました。

GS時代、懐かしいです。タイガースが好きだとは驚きです。いつも八野さんは、私には難しいクラシックや専門用語ばかりなので、どんな方かな?と思っていましたが、タイガースの話が出てきて同年代と思うと少し嬉しいです。私は、ショウケンが好きでした。その後、フォーリーブスが大好きになり、青春時代は、フォーリーブスのター坊に夢中でした。思い出してるうちに自分の半世紀を振り返ってしまいました。今が幸せなので嬉しいです。さださんとの出会いは、デビュー曲から好きな歌が沢山ありましたが、今の様な気持ちになったのは、12年前になるでしょうか!地元のコンサートチケットのTEL受付の仕事をした時職場の仲間と行きました。さださんのコンサートは初めてでした。歌が上手い事に驚き、トークに大笑い。そして、修二会の歌には、身体が震えるほどの感動を感じました。その日から、さださんの歌をデビューからのCDを聞き始めて現在進行形です。私と子供(4人)の命の恩人です。本当に、救われました。お礼を言いたいです。八野さん、これからも、さださんにしか歌えない曲を作り続けて下さい。

 13日に、「廃墟の鳩」は40年前の曲ということでしたので、調べてみようと思っていた所でした。「ザ・タイガース」の曲だったのですね。謎が解けました。ありがとうございます。カバーする曲の幅が本当に広いのですね。

     こんばんは!★(^^)V★
昨日、草加のコンサートで ♪ 廃墟の鳩 ♪ を初めて聴きました。この曲は 【 反戦、ラブ&ピース 】 など世相を反映して歌われたこと、【 生きること、信じること 】 の大切さが盛り込まれていることを知り、チキガリメンバーはよくこんな奥深い曲を見つけたなぁ~、と思っていたのですが、もしかして…、八野さんのお勧めだったのではありませんか?なんとなくそんな気がしています。これからきっと♪ 廃墟の鳩 ♪ を聴くたびに、『 生きている喜び 』 と 『 人を信じる素晴らしさ 』 が心に刻みこんでくるのだろうと感じています。
 音楽ってやっぱりいいなぁ~、人と人をつなぐ魔法のリボンみたい!と思った一瞬でした。八野さん、色々紹介してくださって、本当にありがとうございます。★(^^)V★


Kiyokoさん、こんばんは。

「光ある世界」と「廃墟の鳩」は、この2曲のカップリングでシングル盤になりました。

確か「世界はボクらを待っている」というタイトルの映画でしたよね!

フジツボさん、コメントありがとうございました。

GSはとてもインパクトがありましたので、随分長い期間流行っていたような感覚に陥りますが、実際にブレイクいていた期間はせいぜい3年位ですね。
フォーリーブスの青山孝さんは歌の上手な方でしたね。よく覚えています。

これからも、まさしの応援を宜しくお願い致します。

Memeさん、コメントありがとうございました。

そうなんです。「廃墟の鳩」はちょうど40年前の曲です。
素晴らしい曲は時空を超えますよね。

寝たら最後★さん、コメントありがとうございました。

そうですね。ホントに音楽は人と人をつなぐ魔法のリボンですね!

こちらこそ、ありがとうございます。
これからもチキガリの音楽を是非お楽しみください。

八野さん、ありがとうございました。
やはりそうでしたか。シングルで出ていたのなら、ちゃんと持っていたはずです。あの頃はLPをお小遣いで買えるはずないのですから。
映画もよくタイトルまで覚えていらっしゃいましたね。確かにそうです。「世界はボクらを待っている」…そんなタイトルだったと思います。あの頃のTVで流れていた「ザ・モンキーズ」の流れに似ていたように思います。
モンキーズの歌を歌詞を変えてタイガースが歌っていたのも覚えていらっしゃいますか??
"Hey,hey! We're the Monkees♪"というのをTigersに置き換えていました。でも、それで歌詞の内容が合うのかなぁ…と子どもながらにホントを知りたい、と思った記憶があります。
特に覚えていたつもりでもないことを、曲名一つきいただけでずいぶん思い出すものですね。面白いです。

Kiyokoさん、こんばんは。

そうですね、あの頃の日本のポピュラー・ミュージックは欧米の曲のカバーが多かったですね。
「モンキーズのテーマ」のバンド名をタイガースにかえて「タイガースのテーマ」としてやっていたのをハッキリと覚えています。

映画は確か久美かおりさんが沢田研二さんの相手役だったと思います。

現在とは比べものにならないくらい様々なジャンルの曲たちが、1960年代から70年代に日本で人気がありました。「あの頃」の音楽をリアルタイムに経験したおかげか、様々なジャンルに対して抵抗感がありません。

「あの頃」のことをひとつ思い出すと、次から次へと色々なことを思い出すようですね。

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