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タイムスリップ 5

「花の首飾り」
作詞は菅原房子さん、補作詞はなかにし礼さん、作曲はすぎやまこういちさん。原曲はGSの大人気グループあの「ザ・タイガース」が歌っていました。集英社の月刊「明星」が「タイガースが唄う歌募集」ということで歌詞を募集し、菅原房子さんのものが選ばれ、なかにし礼さんが補作したものだったと記憶しています。

タイガースの前身、「サリーとプレイボーイズ」は、岸部修三さん(愛称:サリー、リーダーでベース担当)、瞳みのるさん(愛称:ピー、ドラムス担当)、森本太郎さん(愛称:タロー、ギター担当)、加橋かつみさん(愛称:トッポ、ギター担当)の4人によって京都で結成され、その後「サンダース」で活動していた沢田研二さん(愛称:ジュリー、ヴォーカル)が加入し、バンド名を「ファニーズ」に改称。その後、あの内田裕也さんから渡辺プロダクションのオーディションを受けるように勧められ、それに合格して東京に出てくることになります。そしてフジテレビのディレクターであり、作曲家のすぎやまこういちさんと出会い、彼らが関西出身であることから、すぎやまこういちさんがバンド名を「ザ・タイガース」と命名。その後、彼らザ・タイガースの快進撃が始まります。

タイガースにはメイン・ヴォーカリストとして、今年還暦を迎えられたジュリー(ジュリー・アンドリュースのファンであることから)こと沢田研二さんがいらっしゃいますが、この「花の首飾り」は加橋かつみさんが唄っています。作曲者のすぎやまこういちさん自身によるオリジナルのアレンジでは、ハープのアルペジオからスタートし、歌が始まると、弦楽器による美しいオブリガートがそこここにちりばめられています。この曲は詞曲の素晴らしさに加え、クラシカルで幻想的にして美しいサウンドに特徴があり、それにプラスして加橋さんの綺麗なハイトーンのヴォーカルが良い味を出していると思っています。この曲がGSで一番売れた曲だったのではないでしょうか。

チキガリのヴァージョンでは、リーダー川上がリード・ヴォーカルを担当。オリジナルにある、この曲の全編を支配するアルペジオと美しくも印象的なオブリガート、そして全体的に幻想的なイメージにするという基本的なサウンド・コンセプト(そういう風に思っているのは僕だけではないと思います)を守ることがこの曲にとって一番ふさわしいと思いました。
タイガースは「中世の騎士」というイメージ戦略がなされ、コーラスや管弦楽を多用することが音楽上のテーマだったように感じていますので、今回のアルバムでタイガースの曲を使わせていただいたものは基本的にクラシカルなアレンジを意識しています。またこの曲が今回のアルバムの中で一番ミックス・ダウンに時間がかかりました。幻想的で美しい仕上がりに出来たと思います。

コメント

八野さん、こんにちは。
連日の解説、ありがとうございます。

「花の首飾り」
幻想的な曲のイメージが確かにあります。
GSの曲全体の中でも(って言ってもそれほどたくさんの曲を知っているわけではありませんが)何か不思議な感じのする曲だなと思っていました。
チキガリバージョン、どんな感じなんでしょう?

追伸
今、フジテレビのお昼のドラマの主題歌になっていますね。
女性が歌っているのですが、そのバージョンも何となく幻想的なイメージがあります。

たまさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。

幻想的なイメージがありますよね!
この曲のヴォーカリスト・加橋かつみさんは、最近でも活動していらっしゃいますね。

昼のドラマの主題歌になっているのは、多分、仲村瑠璃亜さんのものだと思います。

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