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リファレンス・ディスク

一昨年の年末は仕事用Macのトラブルが多発しましたが、昨年後半は家族用のMacが相次いで2台壊れてしまいました。
結局1月2日にiMacを購入し、環境設定やらデータ移行などに時間を取られ、その合間をぬって自室のオーディオ・システムの調整に時間を費やしました。

最近、僕が使っているリファレンス・ディスクは、さだまさしの“Mist”。
まずトラック2の“赤い月”のイントロでレンジ感が確保出来ているか、各周波数帯域にデコボコがないか、イントロの最後近くに向かって各楽器がクレッシェンドするのですが、それが再現出来ているか、などを確認します。
歌に突入した後、左右のアコースティック・ギターや歌に変なクセが出てないか、ドラムのリム・ショットのヌケが悪くないか、または良すぎないか、直後のスネアとロー・タムのバランスとヌケは適切か、などを確認。
サビで左側に展開する1stヴァイオリンに対して、右の2ndヴァイオリンが適切な音量で追いかけているか、エンディングの全体の盛り上がり(パワー感や瞬発力)が再現出来ているかも重要なポイントです。
また全体的なリズム隊と弦のバランスもチェック・ポイントのひとつです。(リズム隊が大きすぎるとソリッドになりすぎますし、弦が大きすぎるとメロウになりすぎてしまいます。“赤い月”はミックス・ダウンでわずかにリズム隊を大きくしていますが、そうすることでややソリッドで緊張感があるサウンドに聞こえるように作りました。)
最終曲“かささぎ”では、イントロの弦、木管、ハープのバランス、ヌケを確認し、歌が始まったあたりで歌とピアノのバランスが適切でありながらも、ピアノの8分音符のフレーズが全て聴き取れるか、木管楽器が適切な音響空間で演奏しているように再現出来ているか、などを確認。
間奏直前のウィンド・チャイム、間奏最後のハープのバランスと音場感も確認します。
そして何と言っても、全体的な歌やサウンドの情感、熱さ、スケール感、感動をきちんと再現出来ているか、などが最重要なポイントになります。

これらがきちんと再現出来てなければ、様々なオーディオ・アクセサリーを使ったり、オーディオ機材のセッティングを追い詰めて、自分たちが作ったサウンドを正確に再現出来るオーディオ・システムになるように近づけて行きます。
再現出来ていれば安心して様々なジャンルの音楽を楽しめるようになりますし、勉強することが出来るようになります。やはりリファレンス・ディスクの存在は有り難いです。

コメント

す、すごい!!
一月近く前のものに今更のコメントすみません。しかしオーディオの調整だけでもスゴイ作業なのですね。プロの仕事とはそういうものなのだと、改めて感動しました。そこまで完璧を期したクオリティを私達のオーディオでどこまで再現出来ているのでしょう?以前八野さんに教えていただいたイヤホンでは、それまで使っていたものより、確かに細部まで聞こえました(音がキンキンするとか生意気な事を書いたような、お恥ずかしい)。やはりプロの見るところは素人とは次元が違いますね。でもこうして私達にも丁寧に説明して頂けて、私達も少しずつ良い耳が持てるようになれればうれしいです。

アーニーズダックさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。

ご自宅のオーディオ・システムの音の微調整をすることは可能です。
トーン・コントロールをフラット(つまりバスもトレブルもプライス・マイナス・ゼロのところにです)にしてから、例えばCD「Mist」をかけてみてください。
まさしの声がハッキリしているか、低音が少ないか、多いか、高音がうるさいか、逆に足らないか、などを確認してみてください。
もし現状の音にご不満があれば、スピーカーの置き位置を少し動かしたり、ちょっとしたものを使って多少音を変化させることは可能かもしれませんよ。

八野さん、お返事ありがとうございます。
そうですね、今までした事が無かったのですが、説明書もよく読んで、是非調整してみようと思います^v^!

アーニーズダックさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。

お使いのオーディオ・システムは固いものの上に置いてありますか?
木製の固いものの上に置くのが一番音には良いようです。

スピーカーを棚や床に直接置くのではなく、例えば十円玉を片方のスピーカーに3枚ずつ使って、棚や床から少し浮かせると音が良くなる可能性が高いと思います。
また、低音が少ないと感じたら、スピーカーを壁に近づけたり、多いと感じたら壁から離したり・・・。床に置いている場合は高さを調節することで低音の量を増減させることも出来るかもしれません。

色々試してみたらいかがでしょうか。

八野さん、こんにちは。
いろいろと教えていただき大変恐縮ですm(_ _)m。現状は出窓の上に薄いレンガを何枚か重ね、その上に渡した金属の格子状の板に乗せていますので、床からは浮いた状態ですが、良いのでしょうか?VICTORのマイクロコンポーネントMDシステムとやらですが、AHB PROと言うのとSOUNDの2種類の調整が可能でした。AHB BASS1(小さな音で重低音を楽しむとき)とSOUNDはROCK(低音と高音を強調)を選びました。さださんの声も前に出てきて、オーケストラもさださんの背後からしっかり聞こえる感じです。
コンポで流しても周りの雑音が多く、なかなかじっくり聴けませんでしたが、これからは自分で調整したコンポで集中して聴いてみようと思います^v^。ありがとうございました。

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