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ブラームスはお好き

一昨日の夜は東京芸術劇場にいました。
定期公演がある度に東京ニューシティ管弦楽団の皆さんの演奏をお聴かせ頂きたいと常々思っているのですが、日頃スタジオにこもっていることが多く、なかなか伺うことが出来ません。
やっとスケジュールが合って、ブラームス・シリーズの1回目に伺うことが出来ました。
古典派からロマン派までの作曲家の中で、ブラームスはベートーヴェンの次に好きな作曲家ですので、この日を楽しみにしていました。大好きなだけに今まで、フルトヴェングラー、ベーム、ワルター、カラヤン、バーンスタイン、モントゥー、小澤征爾、ジュリーニ、ケルテス、バルビローリ、ザンデルリング、ボールトなど数多くの指揮者のCDを聴いてきました。

当夜1曲目の、ブラームスの「田園」とも呼ばれ、ニュアンスが大事な交響曲第2番を聴くにあたり、万が一「ピリオド奏法」のマイナス面が強調されたら辛いと思っていたのですが、それは全くの杞憂に終わりました。
第1楽章で今まで認識したことがなかったフルートのフレーズの存在に気付かされたり、トロンボーンのハーモニーがそうなっていたことに気付いたことがない小節があったり、勉強させて頂きました。特に第2楽章からはボウイングの工夫がよく表れていて、ヴィブラートがないことを十二分にカバーしていたと思いますし、その効果に感動しました。第3楽章には印象的なオーボエのメロディがありますが、相変わらず徳田さんは熱演なさっていて今回も感銘を受けました。全体的にニュアンスに溢れた演奏で、ボウイングの工夫の勝利だとも思いました。

次の交響曲第1番はブラームスの中で個人的に最も好きな作品ですので、聴く前からいやが上にも盛り上がりました。第1楽章冒頭のティンパニのリズムは、プレトークで指揮者(音楽監督)の内藤彰さんの話をお聞きしてなければ椅子から転げ落ちていたかもしれません。聴き慣れたリズムではないので変拍子に聞こえ、一瞬ブラームスが現代音楽にでもなってしまったのかと思いました。第2楽章のオーボエ、ヴァイオリンのソロもニュアンスに溢れ、完成度が高い演奏に感銘を受けました。やはりここでも単にヴィブラートが無いだけでなくボウイングの素晴らさがあるがために、透明感とニュアンスが見事に両立していました。そして全体的に井ノ上さんを始めとした木管のトライアングルもとても味わい深いもので素敵でした。第4楽章には個人的に残念に思ったところもありましたが、全楽章を通して集中力と高揚感に溢れた感動的な演奏だと思いました。演奏が終わった後の興奮した観客の拍手は凄いものがありました。
このような素晴らしい演奏を聴かせて頂いて、東京ニューシティ管弦楽団の皆さんは新たな次元に突入したと思いました。
ご招待頂きまして、内藤彰さんを始めオーケストラの皆さんに、そして事務局の皆さんにも感謝申し上げます。ありがとうございました。

コメント

この度は、お越しくださいましてありがとうございました。
暖かいご感想をいただき、大変ありがたく思っております。
また、今後とも、よろしくお願いいたします。
またのご来場を、心よりお待ち申し上げております。

東京ニューシティ管弦楽団の皆様

あのレベルに到達するためには、さぞかしご苦労がおありだったろうと拝察しますが、客席のあのような反応を目の当たりにするとそれまでの努力が報われますね。

またお伺い致します。
宜しくお願い致します。

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