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美しい朝 1

「霧に消えた初恋 〜Radio Days〜」
日頃お世話になっている東海ラジオさんから依頼されて作った曲です。
まさしも僕もラジオ世代です。ラジオの深夜放送が本格的に始まったのは1960年代の終わり頃。その頃日本は高度成長期ではありましたが、一般的に現在よりもお金が無かった時代。いくら音楽が好きでも学生が次から次へとレコードを買えるような時代ではなく、電子メールやファックスなどという手軽で便利なものもなく、ましてやひとりひとりが携帯電話を持つなどとは考えられないような時代でした。
そんな中で、聴きたい曲をラジオ番組にリクエストし、それを誰かに届けたり、膝を抱えて夜を過ごす若者にとってラジオやDJは友であり、師でもありました。
様々な人間ドラマをラジオを通して疑似体験し、共感したり、涙したりして夜を過ごしたものです。
“青春”と“ラジオ”をテーマにし、ノスタルジックでウェットで胸がキュンとするサウンド(「雨の夜と淋しい午後は」に近いサウンド。フィル・スペクター・サウンドですね)を持つこの曲を、今でも“青春”している全ての世代にお聴き頂きたいと思います。
尚、この曲は全体的に、まさしが自分のProToolsを使って作ったデモにかなり近いアレンジ、サウンドになっています。

「抱きしめて」「一期一会」
「抱きしめて」は、映画「ぼくとママの黄色い自転車」のために書き下ろしたバラード。「一期一会」は、東海テレビの開局50周年記念スペシャルドラマ「長生き競争!」のために書き下ろしたものです。
「まさしんぐWORLD2008」のミックス・ダウンが終わった僕は昨年(2008年)8月15日に渋谷にある小さなスタジオに、ほとんど眠ってない状態で、しかも地肌を焼くような日差しの中、意識が遠のきそうになりながら駆けつけました。そこで数日間まさしがこもって作っていたのが、この「抱きしめて」と「一期一会」でした。
僕がスタジオに駆けつける前、「曲が出来上がってデモを録音をする段階になったら、必要な譜面はどうするのか」でスタッフたちは困っていたようでした。僕の顔を見た彼らのホッとした顔が忘れられません。
しばらくするとまさしからブースに呼ばれ、少し打ち合わせをしてから、まさしが歌い、ギターを弾いているものを簡単に採譜して、デモ録音を始めました。
本番のレコーディングは2008年9月に文化村スタジオとサウンド・シティで行いました。文化村スタジオでのレコーディング時にギタリストの石川鷹彦さんを取材している番組(みゅーじん)のテレビカメラがスタジオに入ってきたこともありました。
機会がありましたら、映画「ぼくとママの黄色い自転車」も是非ご覧ください。

コメント

八野さん、こんばんは!
今日仕事休みだったので丁度「ぼくとママの黄色い自転車」見に行ってきたところで、今日のブログアップして頂いたの見てちょっとびっくりしてしまいました。映画は先に原作読んでしまったので、ちょっと心配でしたが(原作の方が自分で色々想像して思い入れしてしまう為か感動が大きい事が多いので、購入したもののしばらく読む時間もなく、いっそそのまま読まずにおこうかとも思ったのですが、でも、市内の映画館では上映されないので見に行けるかどうかも分からなかったので、結局先に読んでしまったので)原作と少し違うところはあるものの根底にあるものが一緒で、とっても感動しました。渡辺俊幸さんの音楽もさださんの「抱きしめて」も本当に更に感動を深くする本当にいい場面で流れてきて…。あちこちでやはりすすり泣き聞こえてました。自然に涙が流れてきて止まらないのですが、こういう時の涙は自分自身好きだったりします。
あと、「霧に消えた初恋〜Radio Days〜」も大好きです。たまたま聞いていたラジオから流れてきたさださんの「主人公」に救われて、すっかりさださんの虜になってしまった私は「セイヤング」一生懸命(?)聞いていたので、何だかその頃の事が本当に懐かしくて。レコード持っていなかった私は歌もラジカセでテープに吹き込んで聴いてました。きっとこの歌は聴く人それぞれに私みたいに色んな思い入れしながら聴いているんだろうななんて思いながら聴いています。
「音遊人(みゅーじん)」の石川さんの日はしっかり見ましたよ。保存版としてDVDにも焼きました。あまり頻繁には見てないですけど。
それにしても、いつも皆さんから頼りにされすぎて忙しい八野さんは大変ですね。ミックス・ダウン終わったその足で駆けつけた途端、早速譜面書きだったのですか?

私も昨日、「ぼくとママの黄色い自転車」、観てきたところでした!!!
私も、びっくり!びっくり!!!
そして、そこまで消耗の八野さんと、そこまで集中のまさしさんと、
そのお二人の極限作品が、あの「抱きしめて」であったとは・・・

もっとも、それに限らず、まさしさんの作品はすべからく超極限からの発信であると認識しておりますので、今回のお話しで、また感謝の念を新たにしたところでございました。
本当にありがとうございます・・・・

でも、だからこそ、ここまで私たちに染み込んで心震わせてくださるのだとも思います。

「霧に消えた初恋 〜Radio Days〜」、ラジオかじりつき世代の私にとっては、なんとも懐かしさいっぱいの曲。初めて耳にした時でさえ、「初めて」という気がしなかったことを不思議に思ったこと、思い出しています。

それにつけても、八野さんの過剰ご負担が気懸かりです。
「どうかご無理なさらず」、言いたくても、それ、全然無理みたいですね・・・
どうしたらいいんでしょう・・・

おめめさん、凛さん、おはようございます。
温かいコメントありがとうございました。

映画「ぼくとママの黄色い自転車」もご覧頂きましてありがとうございました。

そしてアルバムのご感想もありがとうございました。

外で仕事をしている人であっても、主婦であっても、誰もが皆大変な思いをなさってそれぞれの仕事をされています。
何事も他人には結果しか見えませんから、人知れず辛い思いをしているでしょうし、良い結果を出すために日頃から様々な努力をしているはずです。

作ったCDなどが日々を一所懸命生きている人にとって、暮らしの潤滑油になれば本望です。
そういう気持ちで作っていると、CDは決して僕らだけで作っているのではなく、リスナーの皆さんと共に作っているのだと実感します。ですから、それもあって感謝しています。

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