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美しい朝 3

「私は犬になりたい¥490 〜アルバム・ヴァージョン〜」
話題になったソフトバンクCMソングのアルバム・ヴァージョンです。
CMやシングルは、まさしのギター弾き語りでしたが、このアルバム・ヴァージョンはオシャレなサウンドに生まれ変わっています。
アレンジを担当してくださった渡辺俊幸さんから、メール(の添付ファイル)で2つのアレンジ・デモが送られてきましたが、まさしと共に迷うことなくオーソドックスではない方を選びました。僕らのいつもの考え方に従ったまでで、「やるなら徹底的に!」ということ。つまりどんなものであれ、「圧倒的なもの」にしたいと常に思っているということです。可笑しいものはより可笑しく、感動的なものはより感動的に、ということでもあります。
この曲の場合は、曲(歌詞)の持っている可笑しさと(本来はペーソスもですが)、オシャレなサウンドのギャップがあればあるほど世界が浮き立つからです。勿論、ギター弾き語りでも、この曲の世界観は十二分に表現出来ているとは思いますが・・・。
レコーディングの時は、リズム隊全員が大盛り上がりで、そのコンセプトに則ってやってくださいました。今回のアルバム中、一番のカッコ良さが出ていると思います。尚、歌詞はシングル・ヴァージョンと一部異なります。
この曲のシングル・ヴァージョンはスタジオ録音なのか、ライヴ録音なのか、という疑問をお持ちの方も多いと思いますが、実は両方とも正解です。

「明日咲く花」
依頼されて昨年、女性3人組の「September」の皆さんのために書き下ろした作品のカバーです。
実際にこの歌詞に励まされ、癒される女性は多いようです。
「私は犬になりたい¥490 〜アルバム・ヴァージョン〜」とは逆に、こちらは極めてオーソドックスなアレンジ、アコースティックなサウンドにしています。
一所懸命に今を生きている全ての方へ。

「ママの一番長い日 〜美しい朝〜」
ご存じ1978年に発表した「親父の一番長い日」の続編。31年ぶりにその「親父の一番長い日」を抜いて現在まさしの曲の中で一番長い曲になりました。
この曲を作るに際し、ステージでもよく話しているようにまさしはかなり悩んでいました。
タイトルをどうするか、誰を語り手にするか、です。
この曲は既に今年1月の時点から彼の頭の中にあり、僕らもこの曲を作ることを支持していました。
作り終えてからもある段落をごっそり差し替え、その他のディテールもより良いものにし、完成度を高める努力を重ね、この最終形に到達しました。
レコーディングしながらも、エディットをしながらも、ミックス・ダウンをしながらも涙が止まりませんでした。
「ママ」は「親父の一番長い日」の「妹」であることは当然ですが、この「ママ」が他の何という曲の主人公だかお分かりの方は多いと思います。もしご存じでない場合、この「ママの一番長い日」の歌頭あたりのピアノのフレーズをよ〜くお聴きください。そこにヒントがあります。昔から“まさしんぐTOWN”の住人ですね。

コメント

素敵なシリーズ、八野さん、ありがとうございます。

「私は犬になりたい¥490 〜アルバム・ヴァージョン〜」
まさしさんの頭の中、まるで見当がつかないけれど、
渡辺俊幸さんのこの境地にも驚かされました。
この曲が、こんなにもお洒落に変身してしまうなんて・・・驚異のなべさんMagic!

「明日咲く花」
これ、大好きです。私の回りにも、この曲が似合う友人、いっぱいいっぱいいます。
私も与えられたいのち、精一杯生きていきたい、
褒めてもらわなくてもいい・・・
気付いてもらえたとしたら、とっても嬉しいだろうけど・・・
でも、たとえ誰からも気付かれなかったとしても、自分が納得なら、それだけで充分・・・
そう言えるぐらいの強さ、私にあったらいいのになあ・・・。

「ママの一番長い日 〜美しい朝〜」
切な過ぎる設定・・・でも、ライナーノートを読んで、
まさしさんのお気持ち、分かる気がしました。

作業の間ずっと、涙が止まらなかったとおっしゃる八野さん、あなたのその感性こそが、
まさしさんの曲たちに最後の魂を籠めることのできるお力なのだと思いました。
八野さんには、いくら感謝してもし足りないぐらいです。

凛さん、こんばんは。
コメントありがとうございました。

アルバムには数多くの人たちの才能や努力が詰まっています。
生命を削って曲を作っているまさしが中心であることは間違いないですが、アルバム制作に関わっている誰かひとりでも入れ替われば確実に異なるものが出来上がります。

それでも聴いてくださる方がいらっしゃらなければ、1枚たりともアルバムは作れなくなります。
お聴きくださる皆さんに心から感謝しています。

「私は犬になりたい¥490 〜アルバム・ヴァージョン〜」発売前からさださんがまっさん旅日記で「巨匠、渡辺俊幸君のアレンジが凄すぎ。笑って歌えなかった。」って書いて下さっていて、気になって気になって仕方なかったのですが、初めてお聴きした時には「天然色の化石」の変身ぶりと同じくらい感動しました。
「明日咲く花」「September」さんが歌われたのを初めてお聴きした時から、いかにもさださんらしい歌だななんて、勝手に思ってました。今までのさださんの歌とずっとつながってるこの歌詞と素敵なメロディー、本当に大好きです。
「ママの一番長い日 〜美しい朝〜」「昔から“まさしんぐTOWN”の住人」(?)最初の昔話のような歌い出しと続きの笑える歌詞ばかりに気を取られてました。改めて聴き直してしまいました。聴く度涙が溢れて仕方ないストーリー。ライナーノートで、なぜこの設定にしたかもお教え頂いて…。それでもやっぱり悲しすぎます。でも、この歌に元気をもらえる方もいるのでしょうね。いつも隣にいるよというメッセージ、まだ幼い姉妹を残して亡くなってしまったあるお母さんの代わりにその子達がもう少し大きくなったら聴かせてあげたいと思ったのでした。(お父さんでなくお母さんですが)

おめめさん、おはようございます。
コメントありがとうございました。

アルバム「美しい朝」はタイアップ曲が多いので、つまり曲提供のご依頼をたくさん戴いたので、アルバム全体としてはノン・コンセプトで曲作りを始めたのですが、結果的に「生命」をテーマに全曲がまとまって行きました。

このアルバムが、辛いことが多い暮らしの中に灯った一筋の明かりになったら素敵なことですね。

八野さん、こんにちは。
久しぶりにおじゃまして、ショック!恥ずかしながらわからないんです、「ママ」が他のどの曲の主人公なのか?!歌頭のピアノ・・・「親父の~」のフレーズは聞こえるのですが、他に?どの歌詞の辺り?歌の前?え?誰?まるま暦の短い私ですが、かなり聞き込んでいるつもりだったのに、わからないなんて(_ _)・・・。八野さん、今更ですが、もう少しヒントを下さい。

アーニーズダックさん、おはようございます。
コメントありがとうございました。

例えば1コーラス目だと「おじいちゃんは山へ芝刈りに朝から出掛け」、2コーラス目だと「きみが最初にしゃべった言葉はパパで」のところのピアノの右手トップ・ノート(最高音)の動きを聴けばいいんです。

そこは「移動ド」でいうと「ド〜シ〜ミ〜ラ〜」と動いています(そのドシミラだけを取り出す)。もっとも、この曲の場合は、KeyはCですので、絶対音としても同じですが・・・。

メロディが、ほぼその音符のリズムで、その音階(Keyが異なりますので、移動ドでとらえてください)で動く別の曲がある、ということです。

夫を亡くし、その夫が残した大事なものをひとりで守っている女性が主人公の曲がありますよね!?

あ~!!わかりました!あれを“ひとりで守る”あの人ですか!?すごい!気付いていた人すごい!わたしなんかまだまだでした。
スッキリしました。
八野さん、ありがとうございました(^v^)。

アーニーズダックさん、おはようございます。
コメントありがとうございました。

どういたしまして。

この作品だけでなく、さだまさしの作品の中の連続性を考察するのは面白いですよね!

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