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北欧の空気感

クラシック音楽の中心であるドイツ、オーストリアだけでなく、北欧にも素晴らしい音楽は沢山あります。
一般的にフィンランドを代表する作曲家と言えばシベリウスでしょうし(僕にとってはフィンランドと言えばラウタヴァーラですが)、ノルウェーを代表するのはグリーグでしょう。
前にこのブログでグリーグの「ペール・ギュント」のことを書いた時には、カラヤン=ベルリン・フィルのCDを取り上げました。その他にも名演の誉れが高いものとしては、ブロムシュテット=サンフランシスコ響のもの、フィエルスタート=ロンドン響のものなど挙げればきりがありませんが、ここ数年はラシライネン=ノルウェー放送管弦楽団のものを愛聴しています。

例えば第1組曲の2曲目「オーセの死」(の表現)で、カラヤンのものは人目もはばからずに号泣していますが、このラシライネンのものは哀しみに耐えかねて人目を避けてさめざめと泣いているように聞こえます。
またこのCDでは組曲全体に北欧特有の空気感がとてもよく表現されています。そして冷え冷えとした透明感の中に、人肌の温もり、人の血の暖かさを感じることが出来ます。
このCDは演奏も音質もとても素晴らしいのに、マスタリング・レベルが低いことだけが残念です。拙宅ではアンプのボリュームを時計の角度に例えると1時間ほど上げれば、平均的なCDとほぼ同じ音量になりますので、よほどパワーがないアンプやよほど能率の低いスピーカーを使ってなければ事実上問題はないと思われます。
近年、このCDを聴く度に感動で震えています。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/736860

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