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判断の難しさ

今年も残すこと1ヶ月余りとなりました。
僕の周りでも今年も様々なことが起き、通り過ぎ、またあるものは今も心の中に留まったままでいます。
「事件」と言ってもいいものもいくつもありました。
哀しいもの、辛いもの、嬉しいもの、印象的なものなど様々です。
これはきっと誰しも同じ事でしょう。

今年後半のそんな事件のひとつがオーディオに関するものでした。
今年に入ってから自室の音が、大きく分けて、4段階にグレード・アップして行きました。その全てがAcoustic Reviveさんの製品によるものです。

最初は「エアー・フローティング・ボードRAF-48」による、主にレンジ感と立体感の拡大でした。
次は「電源タップ(RTP-6ultimate、RTP-4)」、「電源タップ用クォーツアンダーボードTB-38」、「スピーカー用クォーツアンダーボードRST-38」による、主に圧倒的な透明感、誇張感の無さ、リアリティの増大でした。
その次は「アコースティック・コンディショナーRWL-3」による、主に音像定位の確かさ、周波数特性の正常化、音場空間の拡がりでした。
最後は「エアー・フローティング・ボードRAF-48」の中に、水晶粒子を入れたことによる、主に透明感、立体感、リアリティの増大でした。

こうしてみると、Acoustic Reviveさんの音作りの方向性が全くぶれてないことが改めて分かります。オーディオ・メーカーは数多くありますが、そのほとんどの製品は何かが良くなると、別の何かが悪くなるというものに思えます。
個人的には、オーディオに限らず「本当に優れたもの」は、一見二律背反のものが見事に並び立ったもののように思えます。
例えば、人間でも優しさと厳しさの両面を持ってないと、物事を旨く遂行出来ませんし、魅力的だとも思えません。
オーディオでも、「音像と音場」、「柔らかさとシャープさ」、「立ち上がりと立ち下がり」など、様々な一見二律背反のものがいくつもありますが、Acoustic Reviveさんの製品は、その二律背反のものを見事に並び立たせてくれます。

そういう風に並び立たせてくれると、今まで聴いてきた音楽が、ある意味で「全く別の音楽」に変貌します。
例えば、今まで生真面目一方の演奏が、実はとても血が通ったものであると分かったり、テクニック一方やりだと思ったものが実は情感溢れたものであることが分かったり、ひとつの旋律を実はとても多くの楽器がユニゾンで演奏しているのが分かったり、ミュージシャンばかりでなくプロデューサーやエンジニアたちが何を目指していたのかが分かったり。歌にしても身体の使い方や様々なテクニックと共に、様々な表現にも気付かされました。
これらは、「今まではそういうことに気付かなかった」という意味ではなく、更に凄いものであることが分かったという意味です。

これにより、CDを聴いて、すぐさま分かったようなつもりになってしまうことの危険性を改めて感じました。オーディオ・システムが変わると音楽(表現)までもが変貌してしまうという怖さです。
Acoustic Reviveの石黒さんに感謝すると共に、幾多のCDやその制作者たちにも感謝しないではいられない今日この頃です。

コメント

八野さんがお書きになった事に、共感する所が沢山あります。

オーディオに興味がある方は何方も経験していると思いますが。
何かをして音が良くなると、聞き慣れたCDを聴き直したい気持ちを抑える事が出来ず、
次から次へとCDを載せ替える思います。

<今まで聴いてきた音楽が、ある意味で「全く別の音楽」に変貌します。>
まさに、これを確認したいのだと思います。

同様に年を重ねてCDを聴き直すと大感動する事も多々あります。

自分が未熟であった事の証明として自戒しています。


ともおさん、コメントありがとうございました。

やはり音楽は広く、深いですね。
教えられることも多いです。
ありがたいことです。

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