「予感」完成!
道程はひたすら長かった、です。
1月9日にまさしと共にスタジオに入り、昨夜(4/30にかかった頃)までやってました。
その間、僕もひとつ歳を重ね、黒羽中学校校歌の詞曲作りとデモ録音があり、加山雄三さんのシングルとアルバムの歌詞作りとそれぞれのレコーディングがあり、元会長のお別れの会があり、僕が関わっている他社のプロジェクトのレコーディングがあり、まさしがコンサートのために出て行ったり、スタジオに戻って来たり、歳を重ねたり・・・。本格的にアルバムのレコーディングがスタートしたのは3月に入ってからでした。特にこの1ヶ月はまさに激動の1ヶ月。
そうして遂にさだまさしのアルバム「予感」は完成しました。
何度も何度も詞曲を練り直し、何度も何度も録り直し、検討し直し・・・。
つまり元の詞曲、録音、エディット、ミックス・ダウン、マスタリングまで全ての作業で、何度も何度もしつこいほど、気が遠くなるほどの実作業、確認作業が繰り返されたということです。
聴いてくださる方がどう思うかは別として、我々の行動が、自分たちの心に対して恥ずかしくないかを問い続けた結果のものでした。
いつも以上に楽器編成が少ないということは何を意味するのか。
これはリスナーの方にとってだけでなく、我々にとっても、です。
当たり前ですが、編成が小さければ小さいほど、全ての音が聞こえてしまうという現実があります。
つまり今まで以上の精度と確度が、ひとつひとつの演奏に、歌に、エディットに、ミックス・ダウンに、マスタリングに要求されるということです。
完成形(のイメージ)は常に見えているのですが、まさしを始め皆が自分の仕事を問い直したり、見つめ直したりしていると、何だか見えない敵と常に戦っているような、毎日奈落の底に落ちないように息を潜めて綱渡りをしている気分になります。
そういう中で日を追う毎にどんどん時間が足らなくなり、肉体的にも精神的にも追い詰められて行きます。
そうして皆が強い気持ちを持って、それぞれの目的地にたどり着いたのが、この「予感」なのだと思います。
関わり合った全員に感謝するばかりでなく、これからお聴きくださる全ての方に感謝します。