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最近の関心事

自由になる時間が少ない中でも少しずつ音楽を聴いています。
そんな中で“奇跡”とも思える人がふたりいます。

ひとりはこの度、東京フィルの音楽監督に就任したダン・エッティンガー。
エッティンガーが東フィルと演奏したCDを2枚聴きました。
リヒャルト・シュトラウスとワーグナーの管弦楽曲集も素晴らしかったと思いますが、より感激したのはモーツァルトのピアノ・コンチェルトの21番と哀愁漂うチャイコフスキーの交響曲第5番。
エッティンガーは歌手でありピアニストでもあったとのことですが、ピアノの大家の風格はないものの、自作のカデンツァを使って愛情溢れる「弾きぶり」をしています。ひとつひとつのピアノの音の繊細で儚い美しさは記録に残るばかりでなく、記憶にも残ります。
それにオケが呼応して、ニュアンスに溢れた美しく感動的な演奏を展開しています。チャイコフスキーも情感に充ち満ちた名演だと思います。まるでチャイコフスキーとエッティンガーの魂がひとつになったかのような愛と高揚感。
聴いた後に「愛に溢れたしあわせな気持ち」が残ります。

もうひとりはグスターボ・ドゥダメル(1981年ベネズエラ生まれ)。
彼は昨年ロサンジェルス・フィルの音楽監督に20代の若さで就任。
ウォルト・ディズニー・コンサート・ホールで行われた就任コンサートを収録した映像を先日NHKのテレビで観ました。DVDに残して観ているのですが、若さとパッションと情感に溢れる見事な演奏に打ちのめされてしまいました。このマーラーの交響曲第1番は必見です。
演奏が終わるやリスナーが総立ちで拍手を送っている姿や楽員が嬉しそうに演奏している姿はとても印象的でした。
きっとこれからの音楽界をリードする人になって行くのだと思います。

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