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白鳥座/アルバム「白鳥座」5.「心届かぬままに」

当時のA面5曲目で、こちらもメグのメイン・ヴォーカル曲。
故郷に恋人を残し東京に出てきて、夢を追い続けて暮らしている男の歌。
通常同じメイン・ヴォーカリストのものを曲続きにはしないのですが、この場合はテーマ的に対比させるために敢えてこの曲順にしました。

「かもめ」と同様、この曲もアレンジを今剛さんにお願いしました。
メジャー・セブンス系の曲ですので、元来透明感ともの悲しさを持っていますが、それを押し進める形でアレンジをお願いしました。間奏のソロをヴァイブとE.ピアノのユニゾンにすることでよりその世界を表現出来たとも思います。レコーディング前、ヴァイブの奏者を手配する依頼が今さんからなくて不安だったのですが、キーボーディストの井上さんがヴァイブも演奏してくださいました(井上さんはアドリブで、E.ピアノで間奏のフレーズを弾いた後、録ったものを何度か聴き返してフレーズを覚え込んで、ヴァイブを演奏しました)。

2コーラス目冒頭の「はぐれ雲ひとつ 西の空に」のメイン・ヴォーカルにディレイをかけているのですが(エンディングのスキャットにも)、そうすることによって「はぐれ雲」を連想するようにしています(勿論、その部分はベイシックのコードが変わらないので可能でした)。
また2コーラス目のサビで16小節の全員のコーラスが登場します。あたかもサンプラーでやったかのようなブレスの無いものにしたくて、4小節+2拍くらい録ってから、5小節目からパンチ・イン(※)するという手法を繰り返して、そのコンセプトを実現させました(そうすることでブレスやつなぎ目が無くなることになります)。
この曲のコーラスにはブレスが存在しないことにお気づきでしたでしょうか。

※パンチ・イン 通常は演奏ミスなどによる録り直しのために、部分的に録音をし直すことがあります。部分的な録音を始めるところでパンチ・インし、部分的な録音を終えるところでパンチ・アウトします。

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