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影響を受けたCD その123

ブラームス/交響曲第1番ハ短調
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2636392

この曲をカラヤンが振ったCDは多いのですが(しかもその全てが名演でしょう)、僕が一番聴いた回数が多いのがウィーン・フィルとのこのCD。
思えば“ブラ1”を最初に聴いたのはカラヤンとフィルハーモニア管弦楽団が演奏した疑似ステレオのLPでした。1950年代のその覇気ある演奏は、その後の僕の“物差し”のひとつになっていて、どうしてもベートーヴェンやブラームスの演奏には“覇気”が無いと気が済まなくなってしまいました。
現代の耳からすれば、1950年代のモノラル(あるいは疑似ステレオ)の音質では辛いものがありますので、必然的に上記のウィーン・フィルとのデッカ盤を聴く回数が増える訳です。
この演奏も瑞々しさ、美しさ、そして覇気が同居した実に立派な演奏で、モノラルのEMI盤と比べると音質は飛躍的に優れています。
作品の持つ古典的な造型感とカラヤンのロマンティシズムの見事な両立が印象的なもので、第1楽章冒頭の集中力と凝縮感は尋常ではありません。何度聴いても打ちのめされてしまいます。第2楽章のオーボエ・ソロとヴァイオリン・ソロの儚さと美しさは“溜息もの”。最終楽章のベートーヴェン的な“暗黒から光明へ”の移り変わった“歓喜の歌”もすさまじく感動的なものです。
このCDも早晩廃盤になると思われますので、入手されるなら早い方が良いと思います。

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