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影響を受けたCD その130

ワーグナー名演集
http://www.amazon.co.jp/ワーグナー-名演集-ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団-クナッパーツブッシュ-ハンス/dp/B00B8XYVVW/ref=cm_cr_pr_product_top?ie=UTF8

往年の名指揮者ハンス・クナッパーツブッシュがウィーン・フィルと組んで演奏したもので、もう50年以上前の録音ですが、ある意味ではこれを凌駕するものはないかもしれません。
このCDで感じるのは、巨大な立体音響の凄さ。ワーグナーの頭の中にあったのは、きっとこんな凄い音楽だったのでしょう。
かすかな地鳴りから始まり、まるで天までをも振るわせるような、こんな破天荒な響きがウィーン・フィルから得られようとは思いませんでした。個人的なウィーン・フィルのイメージは、もっと上品で、一歩引いて音楽と対峙しているようなわずかにクールなもの。と言ってもこの演奏が下品な訳ではありませんし、客観性が皆無になるほどのめり込んでいる訳でもありません。
あきらかにここでのクナッパーツブッシュとウィーン・フィルの燃焼は凄まじく、カラヤンとベルリン・フィルの名演とも性格が異なっています。
ここでのウィーン・フィル独特の美音と圧倒的な高揚感は比類無きもので、古い録音ではあってもデッカ・サウンドに変わりはなく、最新録音と同等とは言えないまでも立体音響が楽しめる1枚だと思います。

コメント

この演奏について八野さんが何を書くのか大変興味がありました。八野さんの文章を読み素晴らしい表現だと思います。

自分が20代始めの頃、最初に聴いたのは「ジークフリートの葬送行進曲」でした。冒頭数秒で金縛り状態に成り、聴き終わった時は放心状態でした。クナッパーツブッシュに興味を持つ切っ掛けになった演奏でも有り、異次元の演奏と思います。

今日まで少しでも良い音のCDに巡り合うために国内盤や輸入盤を購入していますが、未だに決定版を手にしていません。良い音の盤に出逢う旅は永遠に続きそうです。

僕もこの盤なら納得と断言出来るものには巡り会ってませんが、ユニバーサルミュージックがイギリス本国からマスターテープを取り寄せて新たにマスタリングしたと言われている2001年発売のものを聴いています。
それまでのものよりは遥かにマシになったと思っています。

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