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2015年09月20日

驚異のアコリバ

自室で8年前から愛用しているユニバーサル・プレーヤーが昨年から不調になり、ディスク・トレイが一度ではオープンしないことが続いていました。
8年前とは異なり、現在のユニバーサル・プレーヤーはCD、CD-R、SACD、SACDマルチ、DVD、DVDオーディオ、ブルーレイ、ブルーレイ・オーディオなどが再生出来ます。

先月、意を決して購入に踏み切りました。
数年前に「使いやすいプレーヤーを紹介して欲しい」と佐田玲子から頼まれた機種の後継機を購入しました。
いくら高性能とは言え、8年間使った機種の3分の一以下の価格なので流石に最高音質という訳ではありません。多少音質的に不満がありましたので、「アコリバ・チューン」を石黒さんに依頼しました。
チューン・アップ後の機器を戻してもらう際、前から興味があったコンセントスタビライザー「CS-2Q」を同梱して頂くことにしました。

昨日の午後、セッティングをして試聴。
まさに激変、でした。
高音がヒリヒリしないばかりでなく、まるで相反するように澄み切った高音が天上に向かって舞い上がるかのようです。
SN比が圧倒的に良くなって、音響空間がより透明になり、ホールの残響が消え際まで見通せます。そしてリアリティーと立体感は想像を遥かに上回っています。
CDがSACDや生演奏のように聞こえ、アコリバ・チューンとコンセントスタビライザーの性能が相まって、遥かに演奏のニュアンスが表現されるように変貌したことが大きく、感動に次ぐ感動で、聴き終えた後までもしばらく放心状態が続きました。

2015年09月14日

ACOUSTIC REVIVEという名の奇跡、再び

さだまさしのアルバム「風の軌跡」のレコーディングが終了し、いくつものテレビ収録、そのエディットやミックス・ダウンが順調に終了しましたので、ようやく精神的な余裕が出来ました。

少し前のことになりますが、昨年開発された導体PC-tripleCを使ったケーブルを開発者の石黒謙さんから送って頂き、自宅で聴いてみました。

驚きを通り越して、笑ってしまいました。
そして「今までのセッティングや使いこなしの努力は一体、何だったの?」とも。

あくまで個人的なことですが、自分の関係するCDは皆、SACDにしてしまいたいほど、SACDは素晴らしいと思っています。逆に言うとCDというメディアは30年ほど前に開発されたフォーマットなので、現時点ではクォリティは低く(と言ってもmp3とは比較にならないほど優れています)、長年、そのCDの音質のクセと闘って来たように思います。
自室にいて、少しでも時間があれば、様々なオーディオ・グッズを使い、CD特有のクセを取り(マスターとの差を埋めるという方が適切か)、目指す音にするべく格闘して来ました。

今回、新しいケーブルを使ってCDを聴いて、この10年以上の努力が無に帰したと思えるほど、困っていたことが解消されたことが分かりました。
音を出して最初に感じたことは、驚異的にSN比が良く、音と音の隙間は「無」が訪れ、楽器と楽器の間には空気・空間があるということが確認されたことでした。
そして、周波数レンジが上下に拡大。低音は地を這い、澄み切った高音が美しい。倍音も自然に再現されます。

これまでは、綺麗に磨かれたガラスを1枚隔てて音楽を聴いていた感じでしたが、目の前からガラスが無くなり、どこまでも澄み渡った空気を感じるので、音楽の細部までよく分かります。情報量が極限まで多くなるのに、決してうるさい音ではありません。むしろ柔らかい、生の音を感じます。
そして、演奏者達の呼吸とか気配と共に表現していることが忠実に再現されるイメージです。
鮮度が高いのに、きつい音ではないので、スタジオで作業している時のイメージでもあります。

まず日頃の愛聴盤であるキリル・コンドラシン指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の「シェエラザード」を聴いてみたのですが、各奏者の緻密な表現、美しい音色にどこまでも魅了され、それこそ自室がヨーロッパ屈指の名ホール、アムステルダム・コンセルトヘボウに変貌したようでした。
しばらく衝撃で震えと涙が止まりませんでした。