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ACOUSTIC REVIVEという名の奇跡、再び

さだまさしのアルバム「風の軌跡」のレコーディングが終了し、いくつものテレビ収録、そのエディットやミックス・ダウンが順調に終了しましたので、ようやく精神的な余裕が出来ました。

少し前のことになりますが、昨年開発された導体PC-tripleCを使ったケーブルを開発者の石黒謙さんから送って頂き、自宅で聴いてみました。

驚きを通り越して、笑ってしまいました。
そして「今までのセッティングや使いこなしの努力は一体、何だったの?」とも。

あくまで個人的なことですが、自分の関係するCDは皆、SACDにしてしまいたいほど、SACDは素晴らしいと思っています。逆に言うとCDというメディアは30年ほど前に開発されたフォーマットなので、現時点ではクォリティは低く(と言ってもmp3とは比較にならないほど優れています)、長年、そのCDの音質のクセと闘って来たように思います。
自室にいて、少しでも時間があれば、様々なオーディオ・グッズを使い、CD特有のクセを取り(マスターとの差を埋めるという方が適切か)、目指す音にするべく格闘して来ました。

今回、新しいケーブルを使ってCDを聴いて、この10年以上の努力が無に帰したと思えるほど、困っていたことが解消されたことが分かりました。
音を出して最初に感じたことは、驚異的にSN比が良く、音と音の隙間は「無」が訪れ、楽器と楽器の間には空気・空間があるということが確認されたことでした。
そして、周波数レンジが上下に拡大。低音は地を這い、澄み切った高音が美しい。倍音も自然に再現されます。

これまでは、綺麗に磨かれたガラスを1枚隔てて音楽を聴いていた感じでしたが、目の前からガラスが無くなり、どこまでも澄み渡った空気を感じるので、音楽の細部までよく分かります。情報量が極限まで多くなるのに、決してうるさい音ではありません。むしろ柔らかい、生の音を感じます。
そして、演奏者達の呼吸とか気配と共に表現していることが忠実に再現されるイメージです。
鮮度が高いのに、きつい音ではないので、スタジオで作業している時のイメージでもあります。

まず日頃の愛聴盤であるキリル・コンドラシン指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の「シェエラザード」を聴いてみたのですが、各奏者の緻密な表現、美しい音色にどこまでも魅了され、それこそ自室がヨーロッパ屈指の名ホール、アムステルダム・コンセルトヘボウに変貌したようでした。
しばらく衝撃で震えと涙が止まりませんでした。

コメント

PC-tripleCはエージングに時間がかかると言われていますが、如何でしょうか?。

自分の場合はXLRとRCAのラインケーブルをPC-tripleCに交換して1年以上経ちました。PC-tripleCを使い始めから違和感なく使いか始めましたが、時間が経つにしたがって益々良くなっているような気がしています。これがエージング効果だとすると、可なり長い時間音質向上を楽しめる様に思います。

何かお気づきに成りましたら、お教え下さい。

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