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影響を受けたCD その132

ホルスト:組曲「惑星」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
http://www.hmv.co.jp/artist_ホルスト-1874-1934_000000000021141/item_組曲『惑星』%E3%80%80カラヤン&ウィーン・フィル_5341588

20世紀最高の指揮者のひとりであるカラヤンが50代に入った頃の1961年に録音された彼の遺産のひとつです。
当時はまだこの「惑星」は音楽家にとってもメジャーな存在ではなかったらしいのですが、カラヤンやプロデューサーのジョン・カルショウがこの曲に目を付け、録音を行ったことにより、「惑星」は一躍メジャーな存在になりました。

1950年代後半、カラヤンは自分がコントロール出来る優秀なオーケストラが必要だと思い、当時飛ぶ鳥を落とす勢いのあったカラヤンと是非一緒に音楽を作りたいと思っていたオーケストラのひとつがウィーン・フィルでした(このあたりのことはジョン・カルショウの自伝「レコードはまっすぐに」に書かれています)。
そうして相思相愛だった彼らはカルショウのプロデュースにより1959年から1965年の間に次々と名演を生み出して行きました。

この「惑星」の演奏の特徴としては、前のめり的なリズムで推進力に溢れていること、ウィーン・フィル特有の美音に溢れていること、最も有名な「木星」の中間部のメロディの演奏に情感がこもっていること、などが挙げられます。
「木星」中間部のメロディの歌わせ方に関してですが、僕が聴いた中で最もドラマティックに歌っているのはバーンスタインとニューヨーク・フィルとの演奏ですが、他の指揮者のものはほとんど皆あっさりしていて、個人的には少しもの足りません。
全体的に、壮年のカラヤンと彼を必要としたウィーン・フィルが力感、情感、覇気溢れる演奏を展開しています。
音質も立派なもので、今聴いても素晴らしいものであると思います。

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