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影響を受けたCD その133

モーツァルト/交響曲第40番ト短調、第41番ハ長調「ジュピター」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
http://www.hmv.co.jp/artist_モーツァルト(1756-1791)_000000000018888/item_交響曲第40番、第41番『ジュピター』%E3%80%80カラヤン&ウィーン・フィル_5341570

カラヤンがデッカ・チームと録音したト短調とジュピターです。
作曲家にとって調(Key)は非常に重要なものです。
勿論、モーツァルトにとっても、それは例外ではありません。

彼の41もある交響曲の中で短調で書かれたものは2つしかありません。しかもそのふたつともが「ト短調」で書かれています。第25番(17歳の時の作品で、映画「アマデウス」の冒頭で使われていますから、ご存じの方も多いと思います)とこの第40番です。
両方とも聴くほどに悲しみが押し寄せてくる名曲です。評論家の故・小林秀雄が自著の中に「疾走する悲しみ」という名言を残しているのは有名です。この言葉に触発され、モーツァルトの奥深い世界に入り、そこから抜け出せない往年のリスナーの数は多いと思います。
楽譜の最初にシャープもフラットも付かない唯一の長調は言うまでもなくハ長調ですが、この何も不純物のない調とされるハ長調も、モーツァルトにとって重要であったようです。
作曲当時とすれば、この第41番の交響曲は、不純物のない真に巨大なものだったと思います。

この名曲2曲をカップリングしたCDは数多くありますが、僕が最もたくさん聴いてきたのは、このカラヤンとウィーン・フィルのもの。
ここでも力感、高揚感、集中力とウィーン・フィルの美音が見事にマッチして、驚異的な名演を生んでいます。
第41番を評価する人は多いのですが、個人的には第40番の方が好みです。勿論、録音も優秀です。

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