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アンセルメとモントゥー

その演奏が、ドイツ音楽も、フランス音楽も、バレエ音楽も全てが素晴らしいと思える往年の大指揮者は、僕にとってエルネスト・アンセルメとピエール・モントゥーです。

アンセルメは1883年にスイス西部のフランス語圏で生まれ、1969年にジュネーヴで亡くなりました。
元々数学者だったからかどうかは分かりませんが、スイス・ロマンド管弦楽団と共に作り出す彼の音楽には「明晰性」と「精緻な構築性」を感じます。演奏に己の感情を過多に投影させるというよりは、スコアを正確に再現しようとしているように感じられ、精密機械のようにも感じます。

片やモントゥーは1975年にパリで生まれ、1964年に亡くなりました。20世紀の名作バレエ「春の祭典」、「ペトリューシュカ」(共に作曲:ストラヴィンスキー)、「遊戯」(作曲:ドビュッシー)、「ダフニスとクロエ」(作曲:ラヴェル)などを初演しました。
彼の作り出す音楽はとてもしなやかで、「情感」と「愛」に溢れています。とは言うものの、決してアバウトなどではなく、クレッシェンド、デクレッシェンドに細心の注意を払い、そのサウンドは「切れ」と「柔らかさ」が同居した素晴らしいものだと思います。
個人的には、つきあいが深かったアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団やロンドン交響楽団と一緒に作った晩年の作品を気に入っています。

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