« ほぼ連日① | メイン | 「シェエラザード」について・番外編 »

影響を受けたCD その135

シューベルト/アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、ベンジャミン・ブリテン(Pf)
https://www.amazon.co.jp/シューベルト-ロストロポーヴィチ-ムスティスラフ-ブリテン-ベンジャミン/dp/B002GQ74JQ/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1479173565&sr=1-1&keywords=ロストロポーヴィチ+アルペジオーネ

ロストロポーヴィチは現代を代表するチェリストのひとりで、小澤征爾さんとも親交が深い方。ブリテンは作曲家としても有名で中学の音楽の授業などで「青少年のための管弦楽入門(パーセルの主題による変奏曲とフーガ)」を聴いたことを記憶している方も多いことでしょう。

歌曲王として知られるシューベルトはこの「アルペジョーネ・ソナタ」を作曲している当時、梅毒にかかっていたそうですが、美しくも深いこの作品を作るに際して、心の中にどのような思いが去来したのか、心の目の前にはどのような風景が拡がっていたのか、誠に興味深いです。

上記のアルバムはDeccaの制作で、シューベルト以外にもシューマン、ドビュッシーの曲が入っていますが、1968年のこの曲の録音が際だって優れていると思います。
ピアノの音には若干の疑問が無いでもないのですが、チェロの音に関しては僕はこれ以上素晴らしい録音物は聴いたことがありません。
色彩感だけでなく音場感も素晴らしく、正に眼前で演奏が行われ、作曲者や演奏者の思いが心の芯にまでしみ込んで行き、楽器の残響はリスニング空間いっぱいに拡がって行きます。
この曲、この演奏は晩秋の夜に聴くには最適かもしれません。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)