« 影響を受けたCD その146 | メイン | 譜面書きの日々 »

影響を受けたCD その147

ムソルグスキー/展覧会の絵
シンセサイザー:冨田勲
http://www.amazon.co.jp/展覧会の絵-冨田勲/dp/B000VI6KW8/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1369981686&sr=1-1&keywords=冨田勲+展覧会の絵

昨年鬼籍に入られた、作曲家にしてシンセサイザーの第一人者でもあった冨田勲さんが1975年に発表した、シンセサイザー作品としては2番目のアルバムで、全米のヒット・チャートで1位を獲得した作品です。
本来「展覧会の絵」はムソルグスキー作曲のピアノ組曲ですが、今日までに様々な編曲ものが存在します。
具体例を挙げると、有名なラヴェルのもの、映画「ファンタジア」の音楽でも知られる大指揮者のストコフスキーのもの、ピアニストでもあるアシュケナージのもの、ロックではエマーソン、レイク&パーマーのもの、そしてこの冨田さんのものなど、原曲の特質を生かしながら魅力溢れるものがたくさんあります。

発売当時はシンセサイザーがブームになりかかっていた頃で、このアルバムを何度も繰り返し聴いては、冨田さんのアレンジや発想の凄さ、執念、シンセサイザーの可能性に魅せられました。冨田さんはひとりご自宅のスタジオにこもって、たったひとつのパートでも何十回も重ね録りをしたと聞き及びます。その情熱と執念に頭が下がります。
このアルバムの隅から隅へと彼の気配りが行き届いていて感心させられますが、個人的には「卵のからをつけたひなの踊り」のリアリティ溢れる描写力には度肝を抜かれました。“ネコ”“ニワトリ”“ヒヨコ”が左右のスピーカーの間を追いつ追われつ走り回ります。全体的にも真摯なところとユーモラスなところが相まって素晴らしい仕上がりになっていると思います。

電子楽器を使ったレコーディング作品は時が経つと陳腐化することがよくありますが、冨田勲さんの数々の作品は今聴いても微塵も古さを感じさせないと思います。やはり一級品は違いますね。

コメント

冨田勲さんはデジタルシンセが世に出ていない頃から、様々な音を、しかも今も難しい音をたくさん、作られていますね。「展覧会の絵」では「バーバ・ヤーガ」を聞いたことがあります。冨田勲氏の音はまるで生きてる音とでもいうか、シンセの音と思えない表情のある音で、スゴいと思います。

編曲だけでなく、作曲者としても素晴らしいと思いますが、「オーケストラ、シンセ、エレキギター」を混ぜた作曲もあります。「円谷プロ・マイティジャック」がそうでした。実は私の子供心に残った曲で、なんの曲か知ったのは随分あとでした。また脱線かな、失礼します。

Takaishiさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。

冨田さんのシンセの音は表情が豊かで癒やし効果もありますね。
ジャンルは異なりますが、ウェザー・リポートの故ジョー・ザヴィヌルやチック・コリアも同様なので、彼らのサウンドはユートピアに喩えられることもあります(シンセの音色のためばかりではありませんが)。

おっしゃる通り、作曲家としても第一人者ですね。僕は僕で子供の頃から「ジャングル大帝」や「リボンの騎士」など冨田さんの音楽を聴いていました。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)