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影響を受けたCD その148

シューベルト/交響曲第7(8)番ロ短調「未完成」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:イシュトヴァン・ケルテス
http://www.hmv.co.jp/artist_シューベルト(1797-1828)_000000000034589/item_交響曲第8番『未完成』、第9番『グレート』%E3%80%80ケルテス&ウィーン・フィル_5341575

僕がクラシック音楽の泥沼に片足を突っ込んだ頃、クラシック入門用のLPと言えば、「ベートーヴェン/交響曲第5番とシューベルト/交響曲第8番(その当時の番号)」のカップリング、俗に言う「運命/未完成」がスタンダードでした。
僕もご多分に漏れず、アンドレ・クリュイタンスがベルリン・フィルとレコーディングした「運命/未完成」が初めて買った30cmLPでした。
実はこれは残念ながら自分で選んだものではなく、僕が風邪をひいて高熱で苦しんでいる時、少しでも気分を良くしようと気遣ってくれた母から「何か欲しいものはある?」と聞かれ、それに応えて母が買ってきてくれたもの。どうやらレコード店の店主に勧められたものであったようです。
中学生の頃までは生家にLP、EP、SPがかかるレコード・プレーヤーがあって、レコード棚には父が大好きだった「未完成」のSPもあったのですが、数分毎に盤面をひっくり返すのが面倒なのと、音が悪く古くさいイメージが嫌でLPを買ってもらったことを覚えています。
そんな偶然から手に入れたLPを20年ほど大切に聴き続けましたが、その後は紆余曲折を経てデッカ・レーベル特有の音の良さもあって、ケルテスのものを好んで聴くようになりました。

スタジオやコンサート・ホールで何年かレコーディングしていると次第に分かってくるものかもしれませんが、演奏が始まってすぐか或いはしばらく経つと、その演奏が名演になるか判断出来ることがあります。
これはその場の空気とか演奏者たちの集中力、勿論ディレクター(プロデューサー)やエンジニアの集中力も関係しているのではないかという気がしますが、レコーディング・マジックとしか言いようがないとさえ思う時があります。
上記のケルテスのものは演奏開始後、2分位で最高の名演になるとその時のプロデューサーやエンジニアは思ったかもしれません。
その頃から演奏が俄然集中力を増してきて、力感とナイーヴさの両方が兼ね備わり、ウィーン・フィルならではの美音も含めて圧巻です。50年近く経った今でも極めて存在価値が高い演奏だと思っています。

コメント

確かにスタジオで録音をしていると、演奏が始まった途端にOKテイクが判るようになりますね

此の演奏大好きです!。
<タワーレコード限定>リマスター盤が出るようです。以前発売された全集を持っていますが、この記事を読んでリマスター盤を買う決心が付きました。有難うございました。

ともおさん、コメントありがとうございました。

近年、タワーレコードさん企画の、新たにリマスタリングされたCD、SACDのクォリティは総じて高いので、しょっちゅうマウスで「ポチッ」としてしまいます。

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